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紅葉トレッキング 放射線量は高くないが…【福島・いわき発】

   きのう(11月11日)、夏井川渓谷で紅葉ウオーキングフェスタが行われた。わが週末の宿・無量庵の隣、「錦展望台」が集散会場だ(=写真)。主催は同フェスタ実行員会、事務局は小川町商工会。地元・牛小川の住人が「森の案内人」として加わっている。誘われて初回から案内人を務めている。


   右岸に水力発電所のための導水路がある。その巡視路を行く「あかやしおコース」(トレッキング)と、左岸支流・中川沿いの"スーパー林道"こと広域基幹林道上高部線をたどる「りんどうコース」(ウオーキング)に分かれて実施した。参加者は合わせて160人ほどだったろうか。受付を始めて一週間ほどで定員に達したという。


   案内人として割り振られたのはトレッキングコース。4班に分けて、それぞれに3人の案内人がつく。2班を受け持った。参加者のなかに知人が2人いた。平の経済人と今春、役所を定年で退職した後輩だ。ウオーキングコースにも知り合いが2人いた。


   3・11以来、森を巡ることをちゅうちょしていた。放射線量はそう高くない。が、キノコにセシウムが濃縮される。採らずに見るだけ、撮るだけというのは苦痛だ。で、キノコを見ない=森に入らない状態が続いていた。森の案内人の誘いは、そのストレスを緩和するいい機会になった。


   昨年は同級生との会津旅行と重なったため、案内人を断らざるをえなかった。対岸のトレッキングコースを奥まで行くのは2年ぶりだ。その様子はあした報告するとして、カエデをのぞく紅葉は今がピーク、いや遅いくらいだと思った。


   カエデは赤く染まったもの、まだ青いものといろいろ。むしろ、ほかの木の紅葉が落ちたあとに赤々と燃えあがるカエデが人の心を引き付ける。地元の人間によれば、夏井川溪谷の紅葉はまだ10日は大丈夫ということだった。

(タカじい)



タカじい
「出身は阿武隈高地、入身はいわき市」と思い定めているジャーナリスト。 ケツメイシの「ドライブ」と焼酎の「田苑」を愛し、江戸時代後期の俳諧研究と地ネギ(三春ネギ)のルーツ調べが趣味の団塊男です。週末には夏井川渓谷で家庭菜園と山菜・キノコ採りを楽しんでいます。
■ブログ http://iwakiland.blogspot.com/