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上海移籍のAKB宮澤佐江・鈴木まりや ビザ発給間に合わず「お披露目公演」欠席

   AKB48の姉妹グループで、中国・上海を拠点とするSNH48が、2013年1月12日に「お披露目公演」を行うことが決まった。

   しかしAKB48から移籍した宮澤佐江さん(22)、鈴木まりやさん(21)がまだビザを取得できておらず、「お披露目」に出演できないという。日本の尖閣諸島国有化への対抗措置と見られる中国就労ビザの発給遅れが報じられていたが、AKB48にもその影響が及んでしまったということだろうか。

ビザ取得代行業者は「今はすぐ発給される」

SNH48に移籍した宮澤佐江さん(11年4月撮影)
SNH48に移籍した宮澤佐江さん(11年4月撮影)

   12年12月14日、AKB48の公式ブログで、SNH48が春の専用劇場オープンに先駆け、上海中心部のJ-POP発信の拠点「上海浅水湾文化センター」でお披露目公演を行うことが発表された。

   しかし宮澤さん、鈴木さんについては、

「現在、中国国内で芸能活動する為に必要なビザを申請中で中国国内での活動が制限される為、1月12日のお披露目公演に出演することが出来ない事が確定しております」
「ビザの取得が完了し次第、皆様の前で二人の活躍する姿をお見せ出来ると思いますので、それまで、お待ち頂ければと思います!」

と書かれている。

   中国では12年10月、台湾国家交響楽団「フィルハーモニア台湾」が中国公演を行う際、日本人団員3人が中国側に就労ビザの発給を拒否されたという問題があった。日本が尖閣諸島を国有化したことによる「嫌がらせ」ではないかと見る向きもあったが、外務省や在日中国大使館は「中国政府から発給停止の通告はない」「就労ビザの発給は通常通り行っている」としていた。

   ある中国ビザ取得代行業者に問い合わせたところ、現在就労ビザの発給が遅れているということは特になく、書類が揃っていればすぐにできると話していた。今回のSNHの問題が中国からの「嫌がらせ」か、単に日本での手続きが手間取ったのかは不明だが、インターネット上では「おいおい中国はまだ日本人の労働ビザ規制してんのかよ」「上海は特別な州で労働ビザも簡単なイメージだったけど中国共産党がストップでもかけてるのかな?」などと書き込まれている。