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ペニオク騒動「本当に事務所は知らなかったのか」 「ゲームアイドル」杏野はるなが噛みつく

   実際に落札していない商品を、入札のたびに手数料がかかる「ペニーオークション(ペニオク)」を使って落札したかのようにブログで紹介した問題で、ほしのあきさん(35)ら芸能人が相次いで謝罪ブログを更新している。そんな中、一連の問題に自称「ゲームアイドル」の杏野はるなさん(24)が噛みついた。

   杏野さんは「ゲームソフトのカセット耐久実験」など、過去に度々ブログ炎上騒ぎを起こしている「お騒がせアイドル」だが、ネットでは今回の主張に「正論だ」「よく言った!」と称賛ムードが広がっている。

タレント個人の問題にすりかえればダメージは最小限に

   杏野さんは2012年12月14日、「オークション×詐欺×タレント関係をお話します×ペニオク」と題したエントリーをブログに掲載。冒頭、「今はまだ報道されたばかりですので一番目立つタレント本人が叩かれたり、話題になりますが」と話した上で、ペニオクのステマ騒動は、そのタレントの所属事務所や会社に一番問題があるのではないか、と指摘する。

   大手の事務所のタレントは、会社から来た仕事以外は基本的に受けられない。そこから考えると、「会社や事務所側は今回の問題について知っていた、もしくは事務所側からの仕事だった可能性もある」といい、「タレント個人の問題にすり替える等で事務所本体のダメージは最小限になりますから」との見方を示した。さらに「逆に本当に個人だとしたら、大手事務所がタレントのブログ、行動の内容も管理できていない。ということになります」と、皮肉たっぷりに語る。

「こういった気概のタレントさんを応援したい」と称賛

   今回のペニオク騒動に限らず、消費者に広告であることを隠して商品やサービスを宣伝する芸能人ブログのステルスマーケティング(ステマ)は、2012年のネット流行語大賞金賞に選ばれるほど注目を集めている。

   杏野さんはブログで、こうした仕事を引き受ける際は「自分で楽しんで要素分解して、本当に自分が宣伝する意味がある。と判断してから受けるべき」とし、スポンサーに対しても「ただ知名度だけでタレント選ぶ時代はもう終わっている、終わりつつある事に気がつくべき」と釘を刺した。

   これに対し、インターネット上では「すっごい正論」「すげー、よく言った!!」「こういう事を発言できることは大事よね」「非常に好感。この記事一つでファンになっても良いと思える」「こういった気概のタレントさんを応援したいな~」などと、率直な物言いを評価する声があがっている。中には「また話題に便乗して正論ですか」「さぁゲームCDを割る作業に戻るんだ」と昔の炎上騒動に触れながら皮肉まじりのコメントする人も少なくないが、少なくとも議論に一石を投じたのは確かだ。