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電力8社、3月に料金値上げ 原油価格の上昇で

   東京電力や関西電力など、電力8社は2013年3月の電気料金を値上げする。標準家庭の料金は2月に比べて3~27円の値上げとなる。円安の影響で原油の輸入価格が上昇しているため、火力発電にかかる燃料コストが増えている。

   原燃料価格の変動を料金に反映させる原燃料費調整制度に基づく値上げで、3月の料金は12年10~12月の平均燃料価格から算出。12年9~11月と比べて、原油は2.5%上昇している。液化石油ガス(LPG)も高騰した。

   一方で液化天然ガス(LNG)は0.5%、石炭も0.3%それぞれ下落した。そのため、LNGの利用比率が高い中部電力は値下げする。九州電力は据え置いた。

   また、東京ガスと大阪ガスは値下げ。東邦ガスはLPGを多く使う影響で値上げする。