J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

大人気漫画「ONE PIECE」休載 理由めぐり依然憶測飛びかう

   週刊少年ジャンプで連載されている大人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」が休載になったことに関し、ネット上で様々な憶測が止まない。

   週刊少年ジャンプの最新号、2013年16号(3月18日発売)の目次には、いつも通り「ワンピース」が載っていて、作者のコメントも付いている。

「見たくもねぇウス汚いモンも、たくさんありましょう」

   ただし、目次にあるページをめくると1ページを使った休載のお知らせになっていて、

「印刷の工程上、修正が間に合いませんでした」

という謝罪文がある。今回の休載は事前に公式ウエブサイトで告知され、ネットでは、「重病なのか」「大丈夫なのか?」「未完で終わるなんてことないよな」などという声も上がっていた。

   尾田さんは仕事の虫として知られ、2010年8月に「第2部」をスタートするまで、初めての休みを取り4週間連載を休んだ。しかし、尾田さんが休んだのは1週間ほどで、休み返上でワンピースの連載に取り掛かっていたという。そんな尾田さんだから、連載のストックはそれなりにあるはずだから、連載が止まるのはよほどの異常事態ではないのか、というのが憶測のきっかけだ。

   そして、休載が1回だけだとわかると、病気だけが原因なのか、といったうがった詮索が始まることになった。そうした中で浮上したのが、休載する前号の13年15号に登場した新キャラクターが原因ではないか、というものだ。

「そういった事実はありません」と集英社

   このキャラクター、名前はまだ明かされていないが、着物のようなものを着ていて短髪で盲目。刀の刃を入れた仕込み杖を持っている。漫画の最後のページに顔のアップが出てきて、

「この人の世にゃあ、見たくもねぇウス汚いモンも、たくさんありましょう」

というセリフがあるのだが、ネットでは、「勝新太郎!」「座頭市じゃねぇか!」などと声が上がり、肖像権的にはどうなのか、という疑問が出てきたらしい。そして、

「ワンピース、勝新太郎座頭市に酷似したキャラクターを出したことで連載中断か」

などとネットで騒ぎにもなった。

   もっともこれはただの憶測らしい。休載は勝新太郎さんの座頭市キャラを出したことが原因なのか、集英社広報に話を聞いてみたところ、

「そういった事実はありません。あくまで作者の急病が原因で、17号(3月25日発売号)の再開に向け頑張っているところです」

と全面的に否定している。