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共同通信記者、真犯人のメール盗み見 遠隔操作事件取材で

   パソコン遠隔操作事件を取材していた共同通信社の記者が、2012年10月から11月の間に、真犯人を名乗って報道機関などに犯行声明を送った人物が利用したウェブメールのサイトにアクセスし、メールボックスを盗み見ていたことが13年4月11日に社内調査でわかった。

   サイトはパスワードを入力しないとログインできないが、犯行声明から類推される文言を入力したところ、接続できたという。

   同社はメールボックスを見て得た情報は記事にはしていないとしているが、不正アクセス禁止法に抵触する可能性がある。吉田文和編集局長は「真犯人に近付く目的だったが、取材上、行き過ぎがあったとみている。厳正に指導する」とコメントしている。