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円、NYで1ドル98円台後半まで上昇 約1か月ぶり

   米国が量的金融緩和を早期に縮小するとの観測が広がったことで、2013年6月3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は一時、1ドル98円86銭近辺まで買われ、円高ドル安に動いた。1ドル98円台を付けるのは5月9日以来、約1か月ぶり。

   4日午前の東京外国為替市場でも円相場は上げ幅を拡大した。10時時点で1ドル99円37~40銭近辺と、前日17時時点に比べて85銭の円高・ドル安で推移している。

   円は対ユーロでも上げ幅を拡大。10時時点で1ユーロ129円97銭~130円ちょうど近辺の円高・ユーロ安水準で推移している。

   甘利明経済財政・再生相は閣議後の会見で、3日のNY市場で一時98円台をつけるなど値動きが荒くなっている相場について、「複雑な動きになっている」「とにかく円安についても株高についても急激に推移してきた。調整局面は当然ある」と指摘した。