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銅剣、国内に例ないタイプの鋳型発見 中国北方系?

   滋賀県高嶋氏安曇川町三尾里の上御殿遺跡で、これまで国内に出土例がないタイプの銅剣の鋳型が発見された。弥生時代中期(紀元前4世紀)から古墳時代前期(紀元3世紀)のものとみられ、滋賀県文化財保護協会が2013年8月8日発表した。

   これまで国内で発見されてきた銅剣は、朝鮮半島を通じて伝わったと見られる遼寧式銅剣だった。しかし今回発見された鋳型は、中国の華北地方や内モンゴルに分布する「オルドス式銅剣」の特徴を持つ。このタイプの銅剣は朝鮮半島にも出土例がなく、中国から日本海を通じ、直接伝わった可能性もあり、研究者からは驚きの声が相次いでいる。