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宇多田ヒカルが日本画家恋人と出会った 「自然治癒力高める施設」の評判

   歌手の藤圭子さんが自殺した件にからみ、娘で歌手の宇多田ヒカルさん(30)がかねてから交際を報じられていた恋人と、ロンドンで同棲していることが伝えられた。

   一部週刊誌では恋人の素性も詳しく書かれているが、2人は「自然治癒力を高める施設」で出会ったという。一体どんな施設なのか?

杉田かおる「自然の中でリラックスできる」「日本人に戻れた気がする」

   宇多田さんとの交際が報じられているのは、日本画家の福田天人(てんじん)さん。2009年9月に女性週刊誌が交際を報じ、宇多田さんも公式サイトの日記で「週刊誌に彼のことが載ってるんだけど、いたって普通の人なんでまあ軽く流してくださいな」と交際を認めていた。

   そんな2人について「週刊文春」13年9月5日号は、08年に「長野県安曇野の山麓にある、自然治癒力を高めることを目的とした施設」に訪れた宇多田さんが、スタッフとしてマッサージなどを行っていた福田さんと出会い、交際に発展したと報じた。福田さんはこの施設の代表の息子だという。現在ロンドンで同棲しているとも書かれている。

   この施設とは、福田俊作氏という人物が代表を務める「穂高養生園(ほたかようじょうえん)」だ。公式サイトでは、「・体に優しい食事・ヨーガや散歩などの適度な運動・心身の深いリラックス この3つのアプローチにより誰にでも備わっている自然治癒力を高めることを目的とした宿泊施設」と説明されている。散歩とヨーガ、オーガニックな食事で心身をケアする宿泊プログラムや、野菜・米作りを学ぶワークショップなどを開催しているらしい。

   ヘルスケアに詳しい人の間では有名な施設のようで、雑誌「an・an」や「美的」に取り上げられたほか、女優の杉田かおるさんも09年5月にブログで「穂高養生園に来ると自然のなかで心も身体もリラックスできます」「本来の日本人に戻れたきがします」と太鼓判を押している。

三島由紀夫氏の「楯の会」メンバーでもあった

   福田氏は施設を経営するに至った理由について、

「人は、誰にでも、自分を癒やし、治す力が備わっています。私は、自然療法を行う国内外の病院、センター等を視察し、医師や治療家との交流を通じて、自然治癒力こそが治癒のキーポイントであると考えました」
「私たちは身体という"自然"から、病いや痛みを通じ、心身と生活について深く考える機会を与えられていると思います。そんな想いから、穂高養生園を始めました」

と公式サイトでコメントしている。

   福田氏と関わりがあるという人々のブログなどによると、福田氏は1967年に自転車で世界一周の旅に出て、行き着いたインドで文化や生活習慣などに感銘を受けたそうだ。ダライ・ラマ法王の公邸とチベット寺院があるダラムサラで仏教を学び、帰国して鍼灸師の資格を取得、86年に穂高養生園を設立したという。息子の「天人」という名前は、ダライ・ラマ14世の本名「テンジン・ギャツォ」から取ったという話もある。

   さらに意外な経歴も持っている。早稲田大学在学時に故・三島由紀夫氏と交流があり、民族派の学生を中心として三島氏が結成した「楯の会」のメンバーでもあったのだ。

   ちなみに宇多田さんは好きな作家に三島氏の名前を挙げ、三島氏原作の映画「春の雪」で主題歌も担当した。三島氏と親交のあった人物の息子と交際しているというのも、どことなく不思議な縁を感じさせる。