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ルネサス、「さまざまな検討している」米アップルと子会社売却交渉めぐり

   半導体大手のルネサスエレクトロニクスは、液晶用半導体子会社の売却で米アップルと交渉しているとの日本経済新聞2014年4月2日付の報道について、「譲渡を含め、さまざまな検討をしているが、現時点で決定した事実はない」と発表した。

   売却を検討しているのは、ルネサスが55%を出資する「ルネサスエスピードライバ」。この子会社は液晶パネルの駆動に使い、画質を左右する半導体を開発、販売しており、アップルのスマートフォン「iPhone」に全面採用されている。

    日本経済新聞によると、アップルは、ルネサスが保有する同子会社の株式をすべて取得。取得額は500億円規模とみられ、関係会社を通じて買い取る案が有力視されている。