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女子高生に「握手」求め逮捕された塾経営者 ラ・サール、東大卒のエリートという情報も

   列車内で女子高校生(16)に握手を求めて体に触れ、県迷惑行為防止条例違反の疑いで学習塾経営者の30代の男が逮捕された。

   報道された男の名前からフェイスブックのアカウントが特定され、「ラ・サール→東大のエリートww」などとネットに書き込まれている。

ボックス席で向かいに座って握手要求

   宮崎県警えびの署は2014年5月7日、鹿児島県日置市の容疑者の男を逮捕した。えびの署によると男は1日、JR吉都線の普通列車内でボックス席にいた女子高生の向かいに座った。「高校はどこ」「かわいいね」などと声をかけ、さらには握手を要求した。女子高生は断りきれずに手を差し出し、容疑者に右手を握られた。「一方的に手をつかまれた」状態だったといい、知らない男に触れられて精神的ダメージを受けているそうだ。

   男と遭遇した翌日に被害者の通う高校から通報があり、同署は捜査を開始して県迷惑行為防止条例違反の容疑で逮捕に至った。

   5条にある「何人も、正当な理由がないのに、特定の者に対し、次に掲げる行為をしてはならない。待ち伏せし、追随し、又は住居、勤務場所、学校、宿泊場所等を訪れ、かつ、言い掛かりをつけること、すごむこと、身体又は衣服を捕らえることその他の不安等を覚えさせるような方法により、執ように、つきまとい、又は面談を求めること」

に該当するとしている。単に握手をしたことだけが逮捕の理由ではなく、車内で他の人にも声をかけていたことなどから「総合的に判断した」。男は容疑を認めているという。

   この件が複数メディアで報じられるとネットでは、「握手で逮捕される世の中になったのか・・・」「俺もいつ通報されるかわからんね」「きっとイケメンだったらセーフなんだぜ..」といった反応が出た。

容疑者はエリートで鉄オタ

   また容疑者の実名が記事中にあったことからフェイスブックのアカウントがネットユーザーによって発見された。4月1日に開業した数学塾の告知文が掲載してあり、「難関大医学部志望者から学校の課題、定期テスト対策までおまかせ下さい」と書かれている。出身校の欄には「ラ・サール高等学校」、「東京大学広域科学専攻」とある。リンクを張った東大大学院の研究室の研究者リストにはこの男と同名の名前がある。事実だとすると超エリートだ。フェイスブックの鉄道ファンコミュニティに加入している「鉄オタ」で、鉄道員の帽子をかぶって笑顔を見せる写真をプロフィール画像に使用している。

   ツイッターなどでは

「握手券があれば逮捕されなかったのに」「女子高生と握手したかったからお金払ってAKB48の握手会に行きましょう」「38歳の俺だけどアイドルと握手してる 1000円出せば複数人と握手できる」

といった声も出ている。