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ペ・ヨンジュンやチェ・ジウと共演した有名女優 韓国船沈没事故がらみで事情聴取に驚きの声

   韓国の大型旅客船「セウォル号」が沈没した事故に関連し、船会社の実質的オーナーで宗教団体の指導者である兪炳彦セモ・グループ前会長に近い人物として、あるベテラン女優の名前が挙がっていると、韓国メディアが報じた。

   1966年にデビューしてから多数のドラマに出演している女優で、日本のネットでも驚きのコメントが出た。

「主君の太陽に出てたじゃん!」

   聯合ニュースによると、沈没事故では過積載を無視した状態で船を運航していたとして、清海鎮海運のキム・ハンシク代表が業務上過失致死などの容疑で逮捕された。同社の実質的なオーナーとされる兪氏についても経営の意思決定への関与や、横領・脱税などの疑いで検察は調べを進めているという。

   そこに浮上したのがベテラン女優であるチョン・ヤンジャ(72)氏だ。中央日報が2014年5月2日、セモ・グループの関連会社である「国際映像」のキム・ギョンスク代表と同一人物であると報じた。兪氏が指導者を務める新興宗教団体「キリスト教福音浸礼会(通称:救援派)」の宗教施設「クムスウォン」の理事もしている。1991年に起こった集団自殺事件で兪氏が捜査された際、同団体所属の女優としてチョン氏が注目を浴びたことがあった。

   ペ・ヨンジュンやチェ・ジウと共演したこともあり、

「韓国船沈没ニュースで 出てきた有名女優って 誰かと思ったら!! チャンファ・ホンリョンで 前半おばぁチャン役 してた人やんか!!」
「チョンヤンジャさん。最近見たな、と思ったら 主君の太陽に出てたじゃん!」

   と驚くツイートが日本で出ている。

横領疑惑について「そのようなことはない」と否定

   10日、チョン氏は重要参考人として事情聴取を受けるため仁川地方検察庁を訪れ、テレビなど報道陣の前に笑顔で姿を現した。頭からつま先まで全身金色で統一した派手な恰好にサングラスをかけ、「ここで言うのは適切ではない。検察の調査ですべて答える」と話し、横領について問われると「そのようなことはない」と否定した。

   韓国ネットでは金色の服装に対して「出頭の衣装を見て私の目を疑った」「ドラマの撮影と思っている模様で...」「遺族の被害者への配慮がない」といった批判が相次いだ。

出演中のドラマは降板

   朝鮮日報によると韓国MBCで放送中の連続ドラマ『輝くロマンス』を降板させられることになった。MBCが7日のプレスリリースで「チョン・ヤンジャ出演分の放送は来週(16日)までになった」と伝えたという。同紙ではプロデューサーの「できるだけ自然なストーリー展開になるよう、チョン・ヤンジャさんが演じている登場人物が健康上の問題で療養するという設定に台本を修正している」というコメントを掲載した。

   日本のネットでは沈没事故の新展開に「また違うところに飛び火した」「なんで沈没事故から女優の事情聴取なんてところまで行くのか、韓国ってほんとわからん」などと書き込まれている。