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「進撃の巨人」最新話に「チンコ」「セックース」 作者謝罪、「意図しない言葉が描かれた」

   別冊少年マガジン(講談社)2014年5月9日発売号に掲載された人気漫画「進撃の巨人」に、「作者が意図しない言葉」が書かれていたとして、作者の諫山創さんが14日、自身のブログで謝罪した。

   諫山さんは具体的な内容については触れていないが、インターネット上では最新話の1コマに卑猥な言葉が含まれているとして、数日前から騒ぎになっていた。

「下ネタ祭だワッショイワッショイ」

諫山氏、ブログで謝罪
諫山氏、ブログで謝罪

   ネット上で指摘されていたのは、主人公の幼馴染であるアルミンが手に持ったリヴァイ兵長の手配書だ。左上にはリヴァイ兵長の似顔絵が描かれているものの、文面部分は一見すると何が書いてあるのか分からない。だが、「…これで調査兵団は解散状態だな…」とつぶやくアルミンの暗い表情とは裏腹に、実は全く関係のない文章が書き連ねられていたのだ。

   雑誌を上下逆さにしてみると、カタカナの文章が浮かびあがる。よく目を凝らすと、

「グーチョキパーデグーチョキパ
ーデナニツクロウナニツクロウ
ミギテハチンコヒダリテハマン
コデセックースセックース」

と読み取れ、子供の手遊び歌でおなじみの「グーチョキパー」が卑猥極まりない大人の歌に仕上げられている。

   続く文章は、

「ナマムギナマゴメナマ
ソウニュウ
シモネタ
マツリダワッ
ショイ ワッショイ
スギヤマ
シメイテハイ」

と書かれているようだ。

編集担当者「アシスタントさんが描いたもの」

   インターネット上では雑誌の発売日前から英語版ネタバレ画像が出回っており、間もなくして問題のコマが2ちゃんねるで指摘された。なお「進撃の巨人」は、コミックスのカバーを取ると同様の「暗号カタカナ」が描かれていることで知られ、今回の解読もファンにしてみれば難しいものではなかったようだ。

   これが発見されたことをきっかけに、ネット上では「これはホントにアカンwww先生wwwwwwww」「これはアウト(笑)」などと騒ぎになった。13日には海外のゲームブログでも紹介された。

   すると14日、諫山氏は「気づかれた方が多いと感じたので説明させていただきます」としてブログを更新。「今月掲載された57話で、作者が意図しない言葉が描かれ掲載されてしまいました これらの表現は作品の本意ではありません」と、自身が書いたり指示したりしたものではなかったことを打ち明けた。

   その上で、「ただ、それに気づくことなく原稿を通した時点で、全て自分の責任です 自分の原稿に対する意識の低さが原因にあります 連載を楽しみにしていてくださった方々を失望させてしまう結果となり 大変申し訳なく思っております」と謝罪した。

   また、15日には編集担当者もツイッターで「すみません、校了段階で気付くことができませんでした。二度とこんなバカげたことが起きないように対策を練ります」と謝り、「アシスタントさんが描いたものに僕も諫山さんも気付かず、発売してしまいました」と事情を説明した。