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カプコン、「戦国無双」販売元を特許権侵害で提訴

   人気ゲームソフト「戦国無双」シリーズなどに採用されたプレー機能が自社の特許権を侵害しているとして、ゲームソフト大手「カプコン」が製造元の「コーエーテクモゲームス」に対し約9億8000万円の損害賠償などを求める訴訟を大阪地裁に起こしたと、複数メディアが報じた。2014年8月26日に第1回口頭弁論が開かれ、コーエー側は請求棄却を求めた。

   カプコンは2002年、シリーズ化されたソフトの続編を作動させる際に、以前のソフトをゲーム機に読み込ませることで、ソフトのキャラクターやシナリオを追加して遊べる機能を開発し、特許登録をした。報道によると、カプコン側は同様の機能がコーエーの「戦国無双」シリーズなどにあり、自社の特許権を侵害したと主張している。

   損害賠償請求の対象となるソフトは、プレイステーション2用の「戦国無双 猛将伝」など計49本で、うち40本については販売差し止めも求めているという。