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「嵐」メンバー、実は不仲だった! 「元側近スタッフ」が出した本が話題

   国民的アイドルグループ「嵐」がブレイクするまでの内情を書いた本が、女性誌「週刊女性」の編集部から出版された。ファンには興味深いエピソードが盛り込まれており、アマゾンでは早くも本のベストセラー1位になっている。

   この本「嵐 ブレイク前夜」(主婦と生活社刊)では、著者名が明らかにされておらず、「元『嵐』側近スタッフ一同」とだけ明かしている。活動初期の話が中心だが、人気グループの内情を書いた本が出るのは珍しい。

  • 今は仲がいい?
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「松本潤と二宮和也は、ろくに口もきかない」

   200ページ余りにわたる様々なエピソードの中で、ネット上で最も話題になったのは、仲が良いとされている「嵐」の5人が不仲だったということだ。

   例えば、松本潤さん(31)と二宮和也さん(31)については、「結成から数年は仕事以外ではろくに口もきかないほどの不仲だった」とする。性格の不一致が大きな理由で、二宮さんから見て、松本さんは常にガツガツしていたように見え、松本さんも、裏方志向が強い二宮さんがゆるく見えるところが嫌だったという。

   また、桜井翔さん(33)は、センター的なポジションを占めて優越感が強く、相葉雅紀さん(32)と大野智さん(34)がイマイチなため嵐が盛り上がらないと不満を持っていたというのだ。

   ただ、5人は互いにかばい合うなどして、最終的には不仲を解消していったとしている。

   この本の中身がどこまで正しいのかははっきりしないが、ファンにとっては衝撃的な内容だ。

30代を迎えたのを機に、イメージチェンジを狙った?

   この本について、「暴露本」と一部では報じられたが、ネット上では、「暴露じゃなくて嵐ヨイショ本でしょ」「ただの結成秘話じゃねーか」「ジャニが出させた可能性さえある」といった、うがった見方が多い。

   発売された15年4月17日には、サイゾーからも「嵐はなぜ史上最強のエンタメ集団になったか」という本が出ている。サイゾーも週刊女性も嵐に批判的な記事を書くこともあるが、今回は、ジャニーズ事務所からゴーサインが出ていたということはあるのだろうか。

   もしそうなら、結成15周年となって全員が30代を迎えたのを機に、イメージチェンジを狙ったのか。それとも、最近メンバー主演ドラマなどが不調とされるため、相葉雅紀さんが月9ドラマに初主演したのを盛り上げたかったのか。

   ジャニーズ事務所の宣伝部に取材すると、本の出版にOKを出したのかについては明言せず、「週刊女性の編集部に確認して下さい」とだけ話した。事務所がJ-CASTニュースの取材に反応したのは、極めて異例だ。

   そこで、週刊女性編集部に聞くと、担当者は、「ジャニーズ事務所からOKが出たというわけではありません」と事務所が関係していることは否定した。本が出た後も、事務所からは何も言ってきていないという。

   本を出した理由については、「15周年の節目は大きいですが、嵐に近しい人たちが見てきた真の姿を記録して、ファンに伝えたかったということです」と説明した。初版で7万部を発行し、アマゾンで1位になるなど手応えを感じているといい、売れ行きがよければ重版したいとしている。