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「胸」の悩みは女性の永遠のテーマ かゆみに発毛...有働アナも驚く新事実

【あさイチ】(NHK)2015年12月9日放送
「女のホケン室 これって私だけ?おっぱいトラブル」

   病院に足を運ぶほどではないけれど、気になるオンナのお悩みにとことん答える「女の保健室」。今回のテーマは「おっぱい」の困りごと。MCの有働由美子アナ、ゲストの松本明子、青木さやか、道端カレンの4人で女子トークだ。

   番組冒頭、次のような悩みを訴える女性Aさん(34歳)が登場。

  • 女性にとって悩みは尽きない(写真はイメージ、本文とは関係ありません)
    女性にとって悩みは尽きない(写真はイメージ、本文とは関係ありません)
  • 女性にとって悩みは尽きない(写真はイメージ、本文とは関係ありません)

かゆみ対策には保湿がいちばん、長湯はNG

Aさん「左胸の乳首がかゆくて、かゆくて。事務職なので仕事中にファイルを胸に抱きながらかいたり、家に帰ってお風呂で硬いナイロンのタオルでこすって洗ったり。かきすぎて、皮がむけてヒリヒリ痛むので、ブラジャーもワンカップ大きなサイズをつけて、すれないようにしています」
青木さやか「やだわ~、かわいそう。人前でかけないものね」
有働アナ「NHKのおっぱいのお悩みアンケートでも、1位の『垂れる』についで、2位が『かゆい』でした」

   Aさんは、皮膚科の平田雅子医師の診察を受けた。

平田医師「乳首がブラの縫い目にあたってこすれると、皮膚を覆っている皮脂が取れて皮膚が敏感になります。ちょっとした刺激でかゆくなります。特に、乳首は皮脂が薄いですからゴシゴシ洗うのはNGです。ブラもサイズの大きいものだと揺れてこすれます。中にガーゼを入れて乳首を守るといいですよ」

   ここで、肌が専門の平田さん、乳房が専門の土井卓子さん(乳腺外科医)という「おっぱいのプロ」がスタジオに登場する。

有働アナ「かゆみをとるには、どうしたらいいのですか?」
平田医師「保湿です。肌の皮脂は乾燥するとなくなるので、お顔のクリームと化粧水と同じものをつけてください」
青木さやか「お風呂でゴシゴシ洗うとダメなら、手で洗うんですか?」
平田医師「はい。長湯は皮脂を洗い流して乾燥させるのでいけません」
ゲスト一同「ええ~! テレビのCMではゆったり浸かっているのに」
平田医師「5分入っては上がり、5分入っては上がり、で計15分ほど。あまりに乾燥していたら、胸を出して入るぐらいに」
ゲスト一同「(再び)ええ~!」
有働アナ「ブラのこすれ防止はどうすればいいんですか?」
平田医師「(キャミソールを着たマネキンを持ってきて)裏ワザがあります。ブラがこすれないよう、まず、キャミソールを着て、その上からブラを着ます」
ゲスト一同「(3度目の)ええ~!」
平田医師「しかも、キャミソールは裏返しに着るのがコツです」
MCの井ノ原快彦「わかった。キャミソールの縫い目やストラップが肌に当たって、こすれないようにするわけだ」
有働アナ「イノッチ、どうして私よりオンナゴコロに詳しいの?」

乳がんの前兆に「はる」「痛む」は全然ない

   次に悩み事で登場したのはBさん(47歳)。2児のママだ。

Bさん「とっくに授乳が終わったのに、もう18年間も白いネバネバした液体が乳首から出ます。市民マラソン大会に出た時に、ゴール後、Tシャツの胸ににじんでいるのに気づかず、恥ずかしい思いをしたこともあります」
松本明子「かわいそう~。」
有働アナ「アンケートでは、16歳の人も『白い液が出る』と答えています」
土井医師「心配ありません。乳腺は分泌器官なので、授乳していない時でも分泌物は作られます。誰でも起こります。ただ、赤や茶褐色の液が出る時は奥に腫瘍ができている場合があるので、病院に行きましょう。16歳の人は、アトピー性皮膚炎がひどくて、滲出(しんしゅつ)液が出ているかもしれません」
有働アナ「しこりはないけど、乳房が痛い、はるという人が多いですが」
土井医師「エストロゲンという女性ホルモンが、月経と月経の間に増えたり減ったりします。それに応じてはるので、まったく異常ではありません」
松本明子「はってカチカチになることがあるんです。乳がんじゃないかと心配になりますけど」
土井医師「ホルモンの変動と年齢からくるものです。乳がんは、はるとか痛むとかが全然ないのが特徴です。だから、見つけるのが難しいのです」
ゲスト一同「ええ~! そうなんだ」

   スタジオで、土井医師から自分でできる乳がんのチェック法を教わる。ただ自分の乳房を触っても、何を見つければいいか分からない。「しこり」の硬さをイメージするのにちょうどいいのが、手の甲の骨だ。おっぱいの中にできたしこりの上には、軟らかい乳腺や脂肪があるので、タオルハンカチを乗せて手の甲を触ると、実際に近いイメージがつかめる。まずは肋骨に平行に触り、続いて上下に触ると、まんべんなくチェックできる。

有働アナ「左右の大きさが違うと悩む人がたくさんいますが」
土井医師「日本人の7割は左側が大きいといわれます。左右まったく同じ人はいません。ただし、急に片側が大きくなった人は、しこりに要注意です」

乳首に生える毛は、幸せを呼び込む「福毛」

   ここで最後のお悩みの人が登場。Cさん(37歳)。胸の谷間に汗がたまり、ヌルーっとして嫌なにおいがする。インナーが脂っぽくなり、洗濯に苦労する。

道端カレン「私も授乳中は、めっちゃ汗をかきましたよ」
有働アナ「乳房がにおう、ブツブツができるという悩みも寄せられました」
土井医師「動物はくさい、生き物はにおうのが当然です。疲れて体が弱っている時はにおいがきつくなります。汗をふけばいいだけの話です」
平田医師「ブツブツは、乳腺の周りの皮膚が活発に活動していると出ますので、心配はいりません。ただ、放っておくと菌が繁殖してカビが生えますので、よくお風呂に入ってください。特に乳房の大きな人は裏側にビシッ~と広がります。皮膚にはカビの栄養がたっぷりあるので、どんどん繁殖します」
ゲスト一同「カ、カビ......(と、絶句)」
有働アナ「乳首のあたりに毛が生えるのを気にする人がいますが」
土井医師「それも生理現象です。幸せを呼ぶ『福毛』(ふくげ)と言って大事にしている人がいますよ。手術の時に取ったら、怒られたことがあります」
青木さやか「若い時、ラッキーだからって伸ばす人、いませんでした?」
松本明子「いた、いた!」

   MCの柳澤秀夫とイノッチ、女子トークの盛り上がりに「......」。