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猫背の放置は万病のもと 危険だが「タオル1本」で改善できる

【あさイチ】(NHK)2016年9月1日放送
「スマートライフ 蔵出し! 猫背のび~る大作戦」

   パソコンやスマートフォンの操作中、ついついあごが前に出たり、背中が丸まったり...こんな人、少なくないのでは。

   猫背の方が楽だとそのままにしてしまいがちだが、実は危険。様々な健康被害につながるおそれがある。

  • いつの間にか姿勢が悪くなっていませんか(写真と本文は関係ありません)
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壁を使って猫背チェック

   猫背だと背筋や首の後ろの筋肉に血液が届きにくくなり、疲労物質や痛みを出す物質がたまりやすくなる。

   肩や首のこり、頭痛、腰痛、足のしびれのほか、胃もたれや食欲不振、便秘、下痢、生理痛、めまいの原因にもなる。さらに猫背をそのまま放置していると、逆流性食道炎も引き起こしうる。

   猫背になっているかチェックするには、壁にかかと、お尻、背中、肩、頭の順にぴったりと付けてまっすぐ立つ。

   その状態で、あごが上がりすぎる、壁から頭や両肩が離れる、壁と背中にすき間ができるといった人は猫背になっているので、注意が必要だ。

いすに浅く腰掛けてスタート

   猫背を改善するには、北里大学医療衛生学部の高平尚伸教授が推奨する、タオルを使う体操が効果的だ。以下に3種類を紹介しよう。いずれもいすに浅めに腰かけ、背もたれに背中が付かないように行う。

   (1) 首の体操

   手を肩幅に広げタオルの両端を持ち、後頭部にタオルをかける。息を吐きながらタオルを前方下に引っ張り、10秒かけて頭を下げ、また10秒かけてゆっくり戻す。

   次にタオルを持ったまま腕を背中の後ろに回し、左右の肩甲骨をくっつけるイメージで胸を張って上を向く。

   (2)肩甲骨の体操

   手を広げてタオルを長めに持ち、両腕を伸ばしたまま頭の上から後ろへ。腕をゆっくり左右に振り、次に肩を上下に動かす。タオルがゆるまないようにしっかり引っ張りながら行うのがポイントだ。

   (3)骨盤の体操

   タオルを腰の後ろにかけ、息をゆっくり吐きながら両手でタオルを前に引っ張る。腹筋に力を入れ、腹をへこませて行うとより効果的だ。

   それぞれ回数や時間に決まりはない。パソコンやスマートフォンをいじっていて疲れた、猫背になっているな、と思った時に行うのがよい。