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「悟りを開くのです」 出家・清水富美加、直前に「意味深コラム」

   宗教団体「幸福の科学」へ出家した清水富美加さん(22)が、2017年2月8日発売の雑誌「TV Bros.(テレビブロス)」の連載コラムに寄せていた文章の内容が「意味深」だと注目を集めている。

   「私は地球に感動したのです。マジ地球」「そして私は悟りを開くのです」――。清水さんは今回のコラムで、こんな言葉を残していた。

  • 清水さんの「意味深コラム」が話題に(画像はツイッターより)
    清水さんの「意味深コラム」が話題に(画像はツイッターより)
  • 清水さんの「意味深コラム」が話題に(画像はツイッターより)

「私は地球に感動したのです」

   清水さんが幸福の科学での活動に専念するため、芸能界を引退する意向を明らかにしたのは2月12日のこと。いまネット上で注目を集めているのは、その4日前に発売されたテレビブロス掲載の連載コラム「いざ!!おにぎりの中へ!!」の内容だ。

   「吉夢を見ました。マジ地球!!」。そんな小見出しが付けられた今回のコラムで、清水さんは自らが見た夢をテーマに文章を展開している。

   「秘境中の秘境という感じ」の場所で観光ガイドを務める夢を見たという清水さん。その秘境にはドーム型の洞窟があり、その中には壁一面に壁画が描かれていたという。その雄大で歴史のある光景を目にした清水さんは、

「マジ地球!!!って思ったわけです」

と説明。続けて、

「私は地球に感動したのです。マジ地球......!!そして私は悟りを開くのです。夢の中で。自分は常に受け手であるのだ、と。すべてを地球から受け取っているだけの存在に過ぎないのだ、と」

とも書いている。そこで夢は終わったというが、「自分はしょせん受け手にすぎない」という考えは目が覚めた後も「強烈に覚えていた」と説明している。

   さらに、コラムの終盤で清水さんは「仕事」の話にも言及。「(自分は)そろそろ枯渇してきてやしないか」との危惧を抱いていることを明かした上で、

「へらへらと衣食住をこなし、ただ受け取っているだけでいいのか。せっかく人間なんだ、感じたことを表に出して、還元しないといけないのではないか」

と今後の活動に関する考えを吐露。続けて、「目的を達成するためには何をしたらいいのか考えよう。がんばろう!」と自らを鼓舞するような一文も綴っていた。

「なんか最後スピっちゃいました」

   コラムの末尾では、改めて「見た夢」に触れており、

「超意味不明な夢だったけど、やる気は出たので吉夢でした。なんか最後スピっちゃいましたけど」

との感想を残している。文中の「スピ」という言葉は、おそらく「スピリチュアル」を指したものだろう。

   こうしたコラムの内容は、清水さんの「出家騒動」が明らかになった後になって大きな注目を集めることになった。ツイッターやネット掲示板には、

「ふみかちゃんのコラム、なんか今回の騒動のあとに読んだら意味深な感じでなんも言えねぇ...」
「ブロスの連載を確認したら既にやばかった」
「悟りを開くとか今見ると色々察しちゃう内容だ」

といった書き込みが数多く出ている。

   なお、幸福の科学の信仰対象(本尊)は「地球神エル・カンターレ」で、「うるわしき光の国、地球」を意味しているという。実際、大川隆法総裁のウェブサイトでも、「エル・カンターレ」の説明ページの中に、宇宙から見た地球のイラストが掲載されている。

   こうした幸福の科学の信仰対象と、清水さんがコラムに寄せた「地球に感動した」などという文章を引き合いに、「これは幸福の科学やね」「なかなか隆法チックな事言ってる」などと指摘する声もネット上には出ている。