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資金難の「大宅壮一文庫」、クラウドファンディングを開始

   雑誌専門図書館「大宅壮一文庫」が2017年5月18日、クラウドファンディングサイト「レディーフォー」で運営資金の募集を始めた。インターネットで手軽に情報にアクセスできるようになったことで利用者の足が遠のき、入館料などの収入が減少。資金難に陥っていた。

   同文庫は評論家の大宅壮一氏(1900-70年)の約17万冊の雑誌コレクションを引き継ぎ、同氏の遺志によって71年に開館した。明治から平成まで、創刊号を含む貴重な蔵書が約78万冊揃う。

   クラウドファンディングの目標額は500万円。達成した場合にのみ成立する仕組みで、集まった資金は人件費や施設・備品の補修、維持運営費などに充てられる。19日夕現在、300人以上が支援し、約380万円が集まっている。受け付けは6月30日まで。