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ぽっちゃり女子の救世主発見 白米の代わりに「もち麦」食べよう

【ダイエット総選挙2017夏の陣】(TBS系)2017年5月17日放送
「超最新ラクやせ術で体重-15Kg超え続々SP!」

   食の誘惑になかなか勝てない女性陣が、3チームに分かれて「本気のダイエット」を競う番組。1つのチームに、ある「スーパーダイエット食材」が紹介された。

   有名シェフの山下春幸さんが挙げたのは、「もち麦」。これを食べながら、1年間で14キロの減量に成功し、「もち麦ダイエット」の本まで出版した。

  • 1日茶碗2杯がメド
    1日茶碗2杯がメド
  • 1日茶碗2杯がメド

食物繊維が白米の25倍

   もち麦は通常、スーパーで買える食品だ。食物繊維が白米の25倍含まれている。もち麦の食物繊維は「水溶性食物繊維」で、糖質や脂質の吸収を抑えて腸内環境改善につながると言われる。ダイエットとは別に、生活習慣病の予防にも役立つ。

   山下シェフが勧めるダイエットプログラムは、もち麦を1日150グラム、およそ茶碗2杯分を食べつつ、1日の総摂取カロリーを1500キロカロリー以下に抑える内容だ。その軸に据えるのが、もち麦ごはん。白米の代わりに100%もち麦を使う。「いかにこれを食べるか」と強調する山下シェフ。しっかり食べてやせるのが基本で、ダイエットによくある炭水化物の制限はしない。

   挑戦したのは、3人の女性だ。子役で活躍した女優の斎藤こず恵さん(49)は体重84.7kg、 体脂肪率44.5%で、これまで何度もダイエットに挑んでは失敗してきた。今ではパスタを2束まとめて、まるで飲み物のようにすすり上げるほどの炭水化物大好き人間になっている。一般参加の「千桃生もも」さん(21)は体重81kgで 体脂肪率39%、「ぢをん」さん(25)も69.4kg、30.5%と3人そろって「ヘビー級」だ。

   最初に山下シェフが3人に、2種類のもち麦レシピを紹介した。ひとつめは、ゆでたもち麦に、白菜キムチ、青ネギ、長ネギをそれぞれ刻んだものと、ごま油しょうゆに白ごま、コチュジャンを混ぜたうえで木綿豆腐にかけて出来上がりだ。ふたつめは「もち麦ボロネーゼ」。タマネギと牛ひき肉を炒め、トマトの水煮にゆでたもち麦と各種調味料を加えて、パスタと合わせて煮込む。

便通よくなり吹き出物が減った

   最初はダイエットに挑戦する3人から、もち麦ダイエットに懐疑的な声が聞こえた。

斎藤さん「炭水化物を食べてる。おかしいでしょ」
ぢをんさん「こんなんで本当に体重減るのかなって言いたいんですよ、山下シェフに」

   ところがダイエット開始から1週間、斎藤さんは2.8キロ、千桃生さんは3.5キロ、ぢをんさんは4.8キロ、それぞれ減量に成功した。千桃生さんはその間、便通が良くなったことを喜んだ。これは、もち麦に含まれる「ベータグルカン」という成分が、食物繊維が便などを包んで排出してくれる役目を持つからだという。さらに斎藤さんは、「吹き出物が減った」と驚いた。

   もち麦リゾットにもち麦鶏肉トマト煮、もち麦の豚みそと、各自がオリジナルメニューを考案しておいしくもち麦を食べた。そして20日間で、斎藤さんは開始時と比べて4.5キロ、千桃生さんは4.6キロ、ぢをんさんは7.1キロのダイエットに成功した。