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富士フイルム不適切会計、375億円に損失拡大

   富士フイルムホールディングス(HD)は2017年6月12日、海外グループ会社の不適切な会計処理が過去数年間の純利益に与える損失額の累計が375億円に上ると発表した。

   同社は今年4月20日、連結子会社である富士ゼロックスのニュージーランドの販売子会社で不適切な会計処理が見つかったとして、220億円の損失の可能性を発表。社外の専門家で構成する第三者委員会を設置し調査を進めてきたが、今回新たにオーストラリアの販売子会社でも同様の不適切な会計が見つかった。

   6月12日行われた記者会見では、22日付で富士ゼロックスの山本忠人会長が退任し、富士フイルムHDの古森重隆会長氏が富士ゼロックスの会長を兼任することが発表された。