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W杯、ポーランドは大したことない!? 同国でプレーする元代表・松井大輔「勝てないことはない」

   ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本と同じグループHに入ったポーランドはFIFAランキング7位と「格上」だが、元日本代表MF松井大輔は「過大評価されているチーム」と同国を分析している。

   松井は今季ポーランドリーグに移籍してプレーしている。その中で感じた同国のサッカーについて、2017年12月2日放送の「SPORTSウォッチャー」(テレビ東京系)で話した。

  • FIFAランキングで7位につけるポーランド(画像はFIFA公式HPから。編集部で一部加工)
    FIFAランキングで7位につけるポーランド(画像はFIFA公式HPから。編集部で一部加工)
  • FIFAランキングで7位につけるポーランド(画像はFIFA公式HPから。編集部で一部加工)

「ボールを回す力は、そんなに上手くなかったりする」

   W杯組み合わせ抽選会は日本時間2日未明に行われ、日本(FIFAランク55位)はポーランド(同7位)、セネガル(同23位)、コロンビア(同13位)と同じグループHに入った。

   ポーランドは世界屈指のFWロベルト・レヴァンドフスキを擁する。W杯欧州予選では10試合で歴代最多の16点をあげ、グループトップ通過の立役者に。また所属のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ・ブンデスリーガ)でも今季14節までに14点をあげて得点ランキングトップを独走している。左右両足を遜色なく使えるほか、184センチの長身とフィジカルを生かしたヘディングやポストプレー、さらにフリーキッカーにもなれる。

   だが、怪物ストライカーに一層の注目が集まる中、2日の「SPORTSウォッチャー」では、松井大輔が「隙」を分析した。

「ポーランドのボールを回す力は、そんなに上手くなかったりする。カウンターがすごいのかと言えばそうでもない。まだチームとしてまとまっていないと思う。こういうサッカーをするんだというのは作り上げている途中。そういうところが弱点だったりする」

   チーム全体の戦術は練りあがっていないというのだ。

「『7位じゃないでしょ』という雰囲気はたぶんある」

   松井はポーランド2部のオードラ・オポーレでプレーしており、13年にも同国1部のレヒア・グダニスクで活躍した経験がある。現在のFIFAランクについても「7位ですか。高いと思うが、ポーランド国内でも『7位じゃないでしょ』という雰囲気はたぶんある」としたうえで

「過大評価されているチームだと僕は見ている。個々のポテンシャルはすごく高い。だから(欧州予選を)勝ち上がってきた。簡単ではないと思うけど、勝てないことはないと僕は感じる」

と日本の勝機を示した。

   欧州予選でポーランドはデンマーク、モンテネグロ、ルーマニア、アルメニア、カザフスタンと同組。欧州の超強豪国とは相まみえなかっただけに、実力は未知数との見方もある。インターネット掲示板では、「レヴァンドフスキ1人で試合決められる選手だぞ」「厳しい欧州予選を抜けてきたポーランドが弱いわけない」とする声がある一方、

「ポーランドに関してはランク詐欺だわ 正直ラッキー」
「まぁ真面目な話、ポーランドは多分大丈夫」
「ポーランドは予選見てても正直全然大したことない」

といった声も散見される。