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相撲記者・銅谷氏、八角理事長の「責任」を否定 「物凄く謝ってるじゃないですか」にスタジオ驚嘆

   元横綱・日馬富士の平幕・貴ノ岩への暴行問題で、日本相撲協会トップの八角理事長の責任が問われることはないのだろうか。この点について、東京相撲記者クラブ会友の銅谷志朗氏は「追及されるべきですか?」と責任の存在自体を否定した。

   「少なくとも説明責任を果たすべきではないか」という意見にも、銅谷氏は「物凄く謝ってるじゃないですか」と反論した。発言があった番組スタジオでは「ええ?!」と驚きの声があがる場面もあった。

  • 日本相撲協会の八角理事長(画像は八角部屋の公式HPから)
    日本相撲協会の八角理事長(画像は八角部屋の公式HPから)
  • 日本相撲協会の八角理事長(画像は八角部屋の公式HPから)

「理事長が一番いま苦しいと思いますよ」

   日本相撲協会は2017年12月20日に予定している臨時理事会で、日馬富士の師匠・伊勢ヶ浜親方と貴ノ岩の師匠・貴乃花親方の処分を決定する見通しとなっている。

   5日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演した東京相撲記者クラブ会友の銅谷志朗氏は、「(両親方に)何らかの処分があると思います。程度はどうなるか分かりません。理事から委員に2階級下げるとか、役員待遇に1つ落とすとか、そういうのは過去にもありましたから」と述べた。

   そこで司会の坂上忍さんが「あとは八角理事長がどういう、ご自身の」と協会トップの責任の所在について見解を求めたところ、銅谷氏は「いや、それはしないでしょう」と即答。続けて

「かばうわけではないですけど、理事長が今一番苦しいと思いますよ」

と話すとスタジオ出演者からは「ええ?!」と驚きの声があがった。

   坂上さんは改めて「これだけの騒動になって、トップの方が自分に対して『ノー処分』?」と尋ねたが、銅谷氏は

「(処分はない)と思いますよ。それほど理事長の責任というのは追及されるべきですか?今回のことは」

と逆質問。

「だから物凄く謝ってるじゃないですか」

   ここでフリーアナウンサー・高橋真麻さんが「トップが責任を取って辞めればいいという問題ではないと思いますよ、どういうケースでも。でもまったく責任がないのかと言ったら、今のこの状況をつくりだしたのはちょっと責任があるんじゃないかな。少なくとも全部の説明責任を果たすとかあるんじゃないかと思うんです」と発言。これに対して銅谷氏は

「だから物凄く謝ってるじゃないですか」

と返していた。

   銅谷氏の見解には複数の視聴者が首を傾げたようで、ツイッターやインターネット掲示板では

「酷い擁護だな」
「トップが責任を取るのが当たり前だろ」
「理事長も減俸ぐらいはしないとダメだろう」
「暴行を防止できなかった時点で、理事長の責任は大きいだろ」
「凄いな。相撲キャスターの銅谷さんは、謝罪したら相撲協会の理事長は何の責任も取らなくて良いと思ってるんだ こういった認識の関係者に守られている様じゃ自浄能力は働かんわな」

との声が出ている。ただ、「騒動にはなったが八角がやめる意味は確かに無いかもしれん」という意見も一部見られる。