2016年6月に公開されて大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」が、テレビの地上波で初放送されることになった。
ファンからネット上で期待の声が上がっているが、それとともに注文も相次いでいる。
「新年の放送では同じ時間に何十万人、何百万人の人が見るので、いろいろな感情が同じ瞬間に起きる......。そんなにも多くの人と作品を共に楽しむのは、繰り返し映画を見た方にとっても初めての経験だと思うので、『同時代感』『リアルタイム感』みたいなものを楽しんでいただければ」
「君の名は。」は、テレビ朝日系で2018年1月3日21時から放送予定になっており、新海誠監督(44)は17年12月7日までに、こんなコメントを発表した。ツイッターでもこの日、「映画『君の名は。』地上波初放送です。お正月気分で気軽に楽しんでいただけますように」と呼びかけている。
新海監督のツイートには、ファンらから祝福が相次ぎ、「正月観ます!!」「やっときたか。実況楽しみ」「こりゃ余裕で視聴率25%超えくるな」などと期待する声が寄せられている。
一方で、「ノーカット放送してくれるのかな?」「是非エンドロールの最後まで放送してほしい」「肝心なところでCM入ったりカットされたら作品が台無しになるね」などと、早くもテレビ局にクギを刺すような書き込みが見られる。
その背景には、人気映画のテレビ放送を巡って、何度もネットが炎上する騒ぎになっていることがある。
最近では、4月に日本テレビ系で放送された米カーアクション映画「ワイルド・スピード SKY MISSION」の最重要シーンがカットされたと批判が相次ぎ、11月にはテレビ朝日系で地上波初放送となった映画「シン・ゴジラ」で不祥事を起こした俳優の出演シーンやエンドロールがカットされる事態が話題になった。
ノーカット放送などをするのかについて、テレビ朝日の広報部は12月7日、J-CASTニュースの取材に対し、「放送前ですのでお答えを控えさせて頂きます。ぜひ放送をご覧下さい」とだけコメントした。