J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ひふみん審査員VS司会陣!? 生「紅白」で「おしゃべりと歌」制御できるか

   「ひふみん」の愛称で親しまれる元プロ棋士の加藤一二三九段(77)が、「第68回NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員に選ばれた。

   ツイッターには「観るしかない」「審査より、ひふみんに一曲披露して欲しいんですが」といった反響が寄せられる一方、ある一抹の不安を抱く人も――。

  • ひふみんが紅白ゲスト審査員に(写真はリハーサルの様子、J-CASTニュース編集部撮影)
    ひふみんが紅白ゲスト審査員に(写真はリハーサルの様子、J-CASTニュース編集部撮影)
  • ひふみんが紅白ゲスト審査員に(写真はリハーサルの様子、J-CASTニュース編集部撮影)

「ひふみん観てるとヒヤヒヤドキドキ」

   2017年6月に現役を引退後は、タレントとしてバラエティ番組にひっぱりだこ。ゆるキャラのような癒し系の風貌や、独特のキャラクターが人気を集めている。目覚ましい活躍から、「新語・流行語大賞」のトップ10入りも果たした。

   紅白のゲスト審査員の選出も納得だが、不安視されるのはその饒舌さ。話を振られる機会が必ずあるはずだが、コメントを時間内に収めることはできるだろうか。ツイッターでも、

「ひふみん紅白の審査員出来るかな?大丈夫かな??心配」
「ひふみん紅白審査員大丈夫かしら?ひふみん観てるとヒヤヒヤドキドキなのよね」

と気にかけるコメントがみられる。

   司会者には、早口に次から次へと展開する予想不能なトークを、上手にコントロールするスキルが必要だ。紅白は生放送で、開始直後から「巻き」の指示や「アドリブ禁止令」があるとの話もある。現に毎年行われるリハーサルでは、その進行が出演者も交えて綿密に確認される。そんなあらかじめ決められた段取りから、加藤九段が脱線する可能性も考えられる。

   今回、総合司会を務めるのは、お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さん(53)とNHKの桑子真帆アナウンサー。白組司会は「嵐」の二宮和也さん(34)、紅組司会は有村架純さん(24)が担当する。司会者の腕の見せ所だ。

   2012年の初出演以来、いち早く加藤九段のタレントとしての才能を見出したバラエティ番組「アウト×デラックス」(フジテレビ系)の司会を務めるマツコ・デラックスさん(45)と、お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さん(46)でさえも、未だに圧倒されてたじたじとなる場面がある。

イベントで急遽歌いだしたことも...

   もう一つ懸念されるのは、歌うことが大好きなこと。出場歌手のパフォーマンスに触発されて、歌い出す可能性もあるのではないか。これまで数々の番組でその歌声を披露しており、レパートリーは讃美歌から童謡、昭和歌謡まで幅広い。

   「アウト×デラックス」ではオペラに挑戦、古坂大魔王プロデュースの「ひふみんアイ」で歌手デビューも果たしている。12月13日放送の「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)では、「モーニング娘。'17」とともにライブで生歌を披露。前代未聞の「歌い直し」のハプニングに見舞われた。

   また、12月22日大阪市で開かれたイベントでは、当初の予定になかった生歌披露を自ら志願し、「ひふみんアイ」をアカペラで歌い上げた。将来的に歌手として紅白に選ばれれば、「堂々と歌う」と意欲も見せた。スポーツ各紙(ウェブ版)は、

「モテモテひふみん上機嫌、トーク後に生歌ねじ込む」(日刊スポーツ)
「ひふみん 紅白に歌手出場を熱望『選ばれたら堂々と』」(デイリースポーツ)
「ひふみん、来年は『白組』からの出場を熱望! 『歌が本当に得意』」(サンケイスポーツ)

との見出しで報じている。

   企画枠やゲストを含めた全員での歌唱シーンでマイクを持つ可能性も考えられるが...。果たして、大みそかに加藤九段の生歌を聴くことはできるだろうか。