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日本一早いご来光、高度5500メートルから 恒例「初日の出フライト」に記者搭乗

   航空各社は元旦にあたる2018年1月1日、機上から初日の出や初富士を拝める「初日の出フライト」を運航した。各社とも、窓側の席は発売直後に売り切れる人気企画だ。

   J-CASTニュース記者は、成田空港発着の日本航空(JAL)便に搭乗。成田発の初日の出フライトは、今回が10回目だ。

  • 東の空が明るくなると乗客から歓声があがった
    東の空が明るくなると乗客から歓声があがった
  • 東の空が明るくなると乗客から歓声があがった
  • 乗客は立ち上がって初日の出の写真を撮っていた
  • フライトは富士山の南方を通過した
  • 搭乗ゲートでは「うなりくん」(写真右)も見送った

「ゆるキャラGP」優勝「うなりくん」が出迎える

   搭乗ゲートでは、17年の「ゆるキャラグランプリ」ご当地部門で初のグランプリに輝いた成田市の「うなりくん」が出迎え、記念撮影をしようと人だかりができていた。

   新年(平成30年)にちなんだJL3011便は、乗客192人を乗せて6時過ぎに成田空港を離陸、館山沖上空1万8000フィート(約5500メートル)で旋回しながら初日の出を待った。

   6時40分頃、雲海から太陽が顔をのぞかせ機内に赤い光が差し込むと、乗客は身を乗り出して初日の出を写真に収めていた。山頂や離島を除くと、日本で最も早く初日の出が見られる場所は千葉県銚子市。1月1日の日の出は6時46分で、上空からだとさらに早く日の出を観測できるため、「日本一早い初日の出」になるというわけだ。

   その後フライトは西方に移動し、雪化粧した富士山の南方を通過。焼津市付近で引き返し、7時45分頃に成田空港に戻った。

普段はクアラルンプールやジャカルタを往復

   乗客には特製弁当や紅白まんじゅう、升酒が振る舞われ、フライトには代表取締役専務の大川順子氏が搭乗。大川氏は客室乗務員(CA)出身で、搭乗証明書を配るだけでなく「CAの頃を思い出して...」と、乗客からコップを回収したり、おかわりを勧めたりしていた。

   この日のフライトに使用されたのは、最新鋭のボーイング787-9型機。17年7月に米ボーイング社からJALに納入されたばかりだ。普段は国際線で使用されており、17年末には成田とクアラルンプール、ジャカルタ、大連などを往復していた。