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仮想通貨の詐欺で「テクノロジー批判」し炎上 「いや、人間の悪意のせい」

   金融関連の著述で知られる人気作家の藤沢数希さんのツイッターが炎上中だ。

   仮想通貨取引のフィッシング詐欺に触れる中で「テクノロジーはぜんぶまがい物」とした。さらに、好きなものはカシミアのコート、牛肉に赤ワイン、などと発言したため「悪いのは詐欺を働く人間だ」「着るものも食べ物もテクノロジーの産物」などのツッコミが入った。

  • 藤沢数希さんのツイッターより
    藤沢数希さんのツイッターより
  • 藤沢数希さんのツイッターより

「PCやツイッターというテクノロジーを使うのか」

   藤沢さんは2018年1月13日にツイッターで、仮想通貨取引で起こっているフィッシング詐欺について持論を展開するなか、自分も取引をしているがこれまでウイルスに感染したりハッキングなどの被害にはあっていないが、仮想通貨投資というものはそういう危険と隣合わせだと警鐘を鳴らした。そして、

「僕は基本的にテクノロジーを全く信用していません。着るものは、綿でできたシャツにカシミアのコート、革の靴。好きな食べ物は上質な牛肉に赤ワイン...。楽しいことは恋愛、幸せを感じるの家族団欒。すべて1000年以上前からあるものばかりだ。テクノロジーはぜんぶまがい物です」

とツイートした。さらに、人類はいまだに細胞ひとつですら作れないのが現状であるから、もっと謙虚になったほうがいい、と提案した。

   これが「この文章は突っ込まれ放題だろ!?」とネットで話題になり、藤沢さんのツイッターは「炎上」し、

「あんたメルマガ発行してるやん」
「テクノロジー嫌うくせに、PCやツイッターというテクノロジーを使うのかw」
「出してきたのが綿のシャツだの、カシミアのコートだの、革の靴だのテクノロジー使いまくりの工業製品だから突っ込まれてるんじゃん 」

などといったコメントがツイッターや様々な掲示板に並ぶことになった。

仮想通貨取引限定の話なのではないか、との擁護論も

   一方で、藤沢さんが信用していないのはフィッシング詐欺が起きている仮想通貨取引限定の話なのではないか、といった擁護論もあったが、

「それ、テクノロジーのせいじゃなくて人間の悪意のせいじゃん」

という声に打ち消された。藤沢さんは、18年1月15日17時までにこうした「炎上」についてツイッターでは反応していない。