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個人の自己破産 2年連続で前年超え  背景に銀行カードローンか

   2017年の個人による自己破産の申立件数は、前年比6.4%増の6万8791件だった。最高裁の速報値の集計で分かった。

   自己破産申請数は2003年の約24万件をピークに減少傾向にあったが、2016年から増加に転じていた。

   自己破産数の増加をめぐっては、個人向けカードローンに原因を求める声が少なくない。日本弁護士連合会が2016年9月に公表した意見書では、「銀行等による貸付けが顧客にとって過剰な借入れとなっていることが、(自己破産数増加に)影響を与えている可能性が高い」と指摘している。