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「二郎」立川店、1450日ぶりに営業再開 ファン歓喜の行列で「2時間待ち」

   長期休業中だった「ラーメン二郎 立川店」(東京都立川市)が2018年2月20日、約3年11か月ぶりに営業を再開した。

   再開当日は、平日の昼間にも関わらず多くのファンが開店前から行列を作った。店を訪れた客の話によれば、一時は入店まで2時間以上かかるほどの盛況ぶりだったという。

  • 約1450日ぶり営業のラーメン二郎立川店の様子。画像はそらむぎ(@soramugi ‏)さん提供
    約1450日ぶり営業のラーメン二郎立川店の様子。画像はそらむぎ(@soramugi ‏)さん提供
  • 約1450日ぶり営業のラーメン二郎立川店の様子。画像はそらむぎ(@soramugi ‏)さん提供
  • 平日の昼間にも関わらず、行列が。画像はmariiiiiiiiko@MHW(@mariiiiiko0819)さん提供
  • 小ラーメン「ニンニク少なめアブラ」。画像はうさか(@usakachance)さん提供
  • 来店客の一部にはオリジナルステッカーも配られた。画像はうさか(@usakachance)さん提供

約1450日ぶりの営業再開

   首都圏を中心に店舗を展開し、「ジロリアン」と呼ばれる熱烈なファンを持つ「二郎」。極太麺と巨大チャーシュー、背脂たっぷりの濃厚スープに大量の茹で野菜......と、ボリューム満点のラーメンでコアな人気を集めている。

   系列店の中でもファンの間で評価の高かった立川店が休業したのは14年3月のこと。同月初旬から臨時の休業が続き、4月になると店舗のシャッターに「都合によりしばらくの間休業いたします」との張り紙が出た。

   人気店の休業を受けて、当時のネット上には「立川二郎ロス」にあえぐファンが続出。休業直後のツイッターには、

「立川二郎休業って...どうしたよ...俺の生きがいなくなった」
「どんなに仕事が早くあがっても、立川の二郎は営業していない。こんなにつまらない帰宅はない」

などと惜しむ声が相次いで寄せられていた。

   それから約1450日――。突然の休業から公には全く音沙汰のなかった立川店が、18年2月20日朝11時、ついに営業を再開した。

   営業再開の旨は2月中旬頃から店頭の張り紙で告知されていたこともあり、この日は多くのファンが開店前から行列を作った。ツイッターには、店舗前から続く行列を撮影した写真が数多くアップされている。

   開店数時間前の早朝から店舗を訪れる客も。前日(19日)の深夜から店舗前の様子を報告していた熱心なファンの投稿によれば、最初の客が並び始めたのは早朝6時頃。ちなみに、スタッフが店に入ったのは8時前だったという。

4年ぶりの「味」は...

   立川に住む「ジロリアン」で、休業前には月に1度のペースで同店に通っていたというツイッターユーザーのうさか(@usakachance)さんは、J-CASTニュースの取材に「突然の営業再開は本当に嬉しく思っています」と話す。

   うさかさんはこの日、開店2時間前の朝9時頃から並び始め、行列の先頭から10人目で入店。2ロット目(2回目に茹でた麺のこと)で、小ラーメン(税込750円)の「ニンニク少なめアブラ」を注文したという。

   久しぶりに食べた一杯の感想について聞くと、

「店主さんが休業前と同じ方というのもあり、シャキシャキとしたヤサイや、少し酸味を感じるスープ、麺の質感なども以前のものとほぼ変わっていないように思いました」

と振り返っていた。また、入店時にはスタッフからオリジナルステッカーをプレゼントされたという。

   また、11時の開店直前に店を訪れたというツイッターユーザーのmariiiiiiiikoさん(@mariiiiiko0819)は、「10時50分から並んで、食べ始めたのが13時頃です」と説明。味については、

「以前よりも醤油が強めになったように感じました。相変わらず野菜の盛りはすごかった」

としていた。退店後も、並び始めた際と同じくらいの行列が続いていたという。

   なお、二郎立川店の営業再開はネット上でも大きな反響を呼んでおり、ツイッターには「復活マジ? 二度と再オープンしないと諦めていた」「絶対行こう」といった歓喜の声が相次いで寄せられている。