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ステージに背を向け「自撮り」パシャ B・マーズ来日公演で「マナー違反」のモデル炎上

   世界的人気アーティストのブルーノ・マーズ(32)が、来日公演のステージ上から客席に向かってタオルを投げつける出来事があった。インターネット上では、一部の観客のマナーに憤ったためではないか、と話題になっている。

   客席の最前列にいた複数の女性モデルが、公演中のステージに背を向けて「自撮り」に興じる場面があったからだ。

  • インターネット上には、野崎さんがインスタグラムで公開していた動画のコピーが出回っている
    インターネット上には、野崎さんがインスタグラムで公開していた動画のコピーが出回っている
  • インターネット上には、野崎さんがインスタグラムで公開していた動画のコピーが出回っている
  • 七菜香さんが公開していた動画も、コピーがネット上で拡散している

ステージに背を向け、笑顔で「自撮り」

   問題視された行為は、2018年4月15日にさいたまスーパーアリーナで行われたブルーノの来日公演で起きた。最前列にいた女性モデルらが、パフォーマンスを行うブルーノを尻目に、ステージに背を向けてスマホで自撮りを始めたのだ。

   その様子を自らインスタグラムで公開していたのは、雑誌「non-no」で過去に専属モデルを務めていた野崎萌香さん(28)、Jリーグ・セレッソ大阪に所属する松田陸選手の妻でモデルの七菜香(ななか)さん(27)の2人だ。

   そのうち、野崎さんはスマホを高く掲げて、隣の七菜香さんと共にステージに背を向けて笑顔で自撮りをする動画をアップ。ブルーノがヒット曲「Uptown Funk」を歌っている最中にも関わらず、2人の目線はスマホの方を向いている。

   また、七菜香さんが公開した動画には、ブルーノが2人に向かってタオルを投げつける様子が映っている。この動画には、

「OMG!!! I GOT THIS!!!!」(編集部訳『マジ!ゲットしちゃった!』)

と喜びを爆発させるようなテロップが付いていた。

   なおこの公演では、観客のスマホ撮影は禁止されていなかったこともあり、ブルーノがタオルを投げる瞬間は、別のユーザーが違う角度でも撮影していた。

   それを見ると、ブルーノはタオルを投げる直前、客席の一角を指さし、その指を下に向かって勢いよく降ろしている。スマホを下に降ろすよう客席に訴えている――ようにも捉えられる一場面だ。

「ファンなら知ってて当たり前のことも知らないとか...」

   こうした複数の動画が出回ったことから、野崎さんと七菜香さんはネット上でたちまち「炎上状態」に。2人のツイッターやインスタグラムには、ブルーノが自撮りに憤ってタオルを投げつけたのではと考えるユーザーから、

「ブルーノに限らず2度とライブに行くな」
「本当にお願いですから、公式にブルーノに謝罪してください」
「こんな人が最前とか最悪すぎる、、、恥だし、世界に日本人は非常識だって思われかねない」

   といった激しい批判が相次いで寄せられている。こうした厳しい反応を受け、2人はインスタグラムのコメント欄を非公開設定に変更している(18日夕時点)。

   このように、ブルーノのファンが2人の行動を強く問題視したのには理由がある。

   ブルーノが過去の公演やインタビューなどで、繰り返し公演中のスマホを止めて欲しいと訴えていたためだ。実際、米雑誌「パレード」が17年11月にウェブ版に掲載したインタビュー記事の中でも、ブルーノは、

「僕はショーがある度にいつも、『スマホを置いて楽しんで』と言っているよ。(自分は幼い頃に行ったコンサートが)どれだけ楽しかったのか覚えている。でも、今では皆ショーの写真を撮らずに、自分の写真を撮っているんだよ!」

との思いを語っていた。

   そのため、今回の公演で2人が取った行動を受けて、ブルーノのファンからは「ブルーノがライブ中のスマホ撮影嫌いな事くらい、にわかの私でも知ってる」「ファンなら知ってて当たり前のことも知らないとか...」と呆れたような声も上がっている状況だ。

所属事務所は「担当者不在」繰り返す

   はたして、野崎さんと七菜香さんはこうしたファンの批判にどう答えるのか。

   J-CASTニュースでは18年4月18日、2人の所属事務所に対し、(1)今回の件について、本人および事務所として何かコメントはあるか(2)ブルーノ側や主催者に謝罪をする予定はあるか――の2点について取材を依頼したが、20日正午までに回答はなかった。

   なおJ-CASTニュース記者は18日から20日にかけ、複数回にわたって両事務所に確認の連絡を取ったが、回答は全て「担当者が不在です」というものだった。