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日大選手と「TOKIO山口」が「えらい違い」 「アメフトやめます」VS「私の席があれば...」

   アメリカンフットボールの悪質タックル問題で、関学大選手にけがをさせたプレーをした日大の宮川泰介選手(20)は、記者会見の中で被害選手らに謝罪し、「この先、アメリカンフットボールをやるつもりもありません」と断言した。取材陣から類似の質問が複数飛んだが、ブレることなく、同様の答えを繰り返した。

   ツイッターでは、この毅然とした態度と、先日、強制わいせつ事件に絡み会見した、当時TOKIOメンバーだった山口達也氏による「私の席があれば、またTOKIOとして...」発言を対比する人が相次いだ。

  • 元TOKIOの山口達也氏を思い出す人も(2010年撮影)
    元TOKIOの山口達也氏を思い出す人も(2010年撮影)
  • 元TOKIOの山口達也氏を思い出す人も(2010年撮影)

「続けていく権利はないと思ってます」

   宮川選手は2018年5月22日の都内の会見で、高校生の時にアメフトを始め、「とても楽しいスポーツ」と思っていたが、大学時代に入って次第に厳しい環境に身を置くようになり、

「あまり好きではなくなってしまった部分もあります」

と心情を吐露。自身の今後について聞かれると、

「僕がアメリカンフットボールを続けていく権利はないと思ってます」
「この先、アメリカンフットボールをやるつもりもありません」

と、毅然とした態度で断言した。一方で、

「今のところ、何をしていくべきなのか、も分からない」

と戸惑っている様子も見せた。

   報道陣からは、仮定の話として、今回の被害選手側から許しが出て、アメフトを続けて欲しいといった要望があった場合は「やった方がいいのでは」といった質問も出たが、宮川選手は

「そんなこと(アメフト再開)は考えられません」

ときっぱりと否定した。

「爪の垢を煎じて飲もう」

   こうした模様を見てツイッターでは、当時、TOKIOメンバーだった山口氏の4月末の会見でのこんな発言を思い出し、宮川選手と対比する人が続出した。山口氏は「私の席があるならば、またTOKIOとして、やっていけたらなぁ」と述べたのだ。この発言は当時、TOKIOの他のメンバーからも「甘えている」と、厳しい批判を受けた。山口氏は、のちに事務所との契約を解除された。今回の宮川選手会見を受け、ツイッターでは

「日大宮川『アメフトやめます』 山口メンバー『TOKIOに戻りたい』」
「えらい違いやな」
「山口メンバーは宮川選手の爪の垢を煎じて飲もう」
「46歳で(略)TOKIOに戻りたいですって号泣会見した山口達也メンバーってなんだったんだろう」

   といった反応が相次いだ。中には、当事者ではなく、周囲の対応の差に注目する人もいて、TOKIOの他のメンバー4人は、明らかな過ちを犯した山口氏を庇う会見をしたが、日大アメフト部の監督・コーチ陣は「学生1人すら守ろうとしない」と指摘し、

「この差は何?」

と疑問を呈する声もあった。