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稀勢の里vs逸ノ城! そのとき巨人・原監督が見せた「表情」は...

   横綱稀勢の里が引退を決め、大きな話題となっている大相撲初場所。「19年ぶりの日本人横綱」の辞意とあって世間の注目度は高いが、その2日前の2019年1月14日(初場所2日目)に、NHKが放送した大相撲の中継で、プロ野球・巨人の原辰徳監督が相撲を観戦する様子が写り込んでいたことが視聴者の間で話題だ。

   原監督が両国国技館を訪れ、稀勢の里を応援していたことは各メディアで伝えられたが、それと併せて注目されているのが、相撲中継中の原監督の表情だ。

  • 巨人・原辰徳監督(2014年撮影)
    巨人・原辰徳監督(2014年撮影)
  • 巨人・原辰徳監督(2014年撮影)

画面奥に映る「たまり席」で観戦

   この日、原監督が陣取っていたのは向こう正面のたまり席。16時17分頃にテレビ画面に写り込んだのは、腰をかがめつつ歩を進める、ベージュ色のジャケットを着た原監督の姿だった。

   大翔丸(前頭十六枚目)と千代翔馬(前頭十四枚目)が時間いっぱいとなり見合った直後、テレビ画面の奥の方では原監督がにこやかに周囲の人々に会釈をしながら、席に向けてゆっくりと前進。やがて席にたどり着いた原監督は腰を下ろし、2人の取り組みを見るべく土俵に視線を向けたが、その瞬間、大翔丸を変化でかわした千代翔馬が「送り出し」で勝利。わずか数秒間の短い取り組みだったため勝負が決まった瞬間を見逃したのか、中継の中の原監督は一瞬キョトンとした表情を浮かべていた。

   次の取り組みである矢後(前頭十三枚目)と豊山(前頭十四枚目)の一戦では、会場内が寒かったのか黒いコート姿となった原監督の姿が。これ以降、原監督は時折、周囲の観客と言葉を交わしつつ相撲を観戦。琴奨菊(前頭四枚目)と碧山(前頭五枚目)が土俵に上がった際には再びベージュ色のジャケット姿に戻ったが、その表情がひときわ真剣なものとなったのが、稀勢の里と逸ノ城(前頭筆頭)の一番だ。

稀勢の里が崩れ落ちる瞬間には倒れ込んだ原監督

   稀勢の里と逸ノ城が組み合って取り組みが成立したかに見えた矢先、稀勢の里が手をついていなかったとして取り組みは不成立に。その後、仕切り直しをするも、今度は逸ノ城の呼吸が合わず、2度にわたって先に飛び出してしまう事態に。会場内は仕切り直しのたびにどよめきに包まれたほか、その取り組みを見つめる原監督の表情は心なしか眉間にしわが寄っており、引退危機の稀勢の里を心配するかのような表情だった。

   3度の仕切り直しの後、取り組みが成立して両者が組み合う中、画面奥の原監督は若干のけぞるようなそぶりを見せつつ目を大きく見開いて両者を凝視。そして、逸ノ城のはたき込みで稀勢の里が土俵に崩れ落ちる瞬間には苦虫をかみ潰したような表情を見せつつ、両手をたたいて前に倒れ込んだ。大きなリアクションを見せた原監督を見た視聴者からは、「稀勢の里が負けてガッカリする原監督」「稀勢の里が負けたことより向こう正面でチラチラ映る巨人の原監督が気になった人は多いはず」などの反応がネット上に相次いだ。

   なお、この日は美容外科医の高須克弥氏と漫画家の西原理恵子氏が砂かぶり席で相撲を観戦。やはり、稀勢の里敗戦の際には大きなリアクションを示して視聴者の間で話題になったほか、昨年は、プロ野球・阪神の中継の際に観客席で観戦中の渡辺謙さんが写り込んで話題になるなど、近年はスポーツ中継の際に有名人が写り込むとネット上で大きな話題になることも多い。そんな中、原監督の大きなリアクションは、ひときわ注目を集めたようだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)