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「捕まったこともないのに適当に言うな」 ホリエモンだから分かるゴーン氏の心情

   実業家の堀江貴文氏(46)が、日産自動車前会長、カルロス・ゴーン氏の勾留・保釈について、自身の体験を踏まえて持論を展開した。

   元ライブドア社長の堀江氏は、2006年に証券取引法違反容疑で逮捕されており、94日にわたって東京拘置所に収容されていた。

  • 堀江貴文氏(2017年9月撮影)
    堀江貴文氏(2017年9月撮影)
  • 堀江貴文氏(2017年9月撮影)

テリー伊藤に「なめてるっていうのはちょっとひどい」

   2019年3月10日放送の情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演した堀江氏。ゴーン氏が勾留108日目にして保釈されたことに関し、番組MC の爆笑問題・田中裕二さんに「保釈の先輩」として意見を求められ、

「自分は会社に強制捜査が入って、1週間ぐらい逮捕されなかったんですけど、あの人はフランスかどっかからプライベートジェットから羽田に降りた瞬間逮捕されているんで、いきなり逮捕なんで精神的には相当きていたと思います」

と発言。さらに勾留期間について、

「(堀江氏は)94日間なんで、108日は長いです。しかもお正月をたぶん挟んでるでしょ。お正月の間は面会できないです。1週間とか誰も来ないからめちゃくちゃ寂しいんですよ」

と、自身の経験と比べつつ、ゴーン氏の心情を慮った。

   SKE48の須田亜香里さんは「あの変装、最初見たときふざけてるのかと思いました」と発言。「自分の無罪に自信があったら...」と続けようとすると、堀江氏は言葉を遮り、

「だからあんたね。捕まってみてそんなこと言えるか」
「捕まったこともないのに適当に言うな」

と反論した。「(ゴーン氏は)日本人なめていると思いますよ」と発言したテリー伊藤さんに対しても、「なめてないっす。テリーさんぜったいなめてない。あの人はただナーバスになっているだけです。それをなめてるっていうのはちょっとひどい」と、ゴーン氏を擁護した。

ツイッターでは「座布団でも差し入れてみるかな」

   堀江氏はゴーン氏が逮捕されて以降、自身のツイッターで何度かゴーン氏の拘置所生活を思いやるような投稿をしている(以下ツイートは原文ママ)。

「そら、久々のシャバがあれだけ報道陣に囲まれてたらナーバスになりますわな。どんな人でも。むしろ100日以上検察の調べと孤独に耐えたことのほうが凄いですわ。ここで、堂々と出てこいとか言ってる奴はバカですわ」(19年3月6日)
「俺の時は3度目の逮捕はなかったからな。まあ、そんな容疑が無かっただけだけど。特捜部のやつらの決めつけは凄いからなあ。俺のことを銭ゲバ野郎だった本気で思ってたみたい」(18年12月21日)
「今の時期の東京拘置所は結構寒いからなあ。接見禁止もついてる異国の地で拘置所暮らしとか大変だろうな。カルロスゴーン。座布団でも差し入れてみるかな笑。知り合いじゃないけど」(18年11月21日)

   堀江氏の発言はツイッターでも反響を呼び、以下のような声が寄せられている。

「ホリエモンの逮捕、保釈話めっちゃリアルで面白い。まじで面白い。体験した事実を持ってる人の話は違うね。ゴーンの話がまた違って見えてくる」
「今まで一方的に進められてきたこの問題が漸く両者の意見が聞ける状態になったので、歓迎すべきことと理解している」
「捕まった奴が偉そう言うなよって。 堀江貴文って人はまずは人間としてやり直すべきなんじゃないかね」
「流石は捕まったことがある人は違うなー。 発言に重みがあるよ。 捕まるような事をする人が悪いんです」