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「本田翼の滑舌が良くなっとる気がする」 強気キャラでの「命令口調」がハマったか

   女優の本田翼さん(27)が主演する「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」(日本テレビ系)の第6回が、2019年11月8日未明に放送された。

   同作で本田さんは、詐欺師をだます秘密組織「チート」のメンバー・星野沙希を演じる。仲間と共に詐欺師を罠にかけ、1話完結型で騒動を解決していくが、別々の事案であるにもかかわらず、だまされた詐欺師たちがそろって口にする「ナミオカ」という人物名が謎を呼んでいるほか、沙希の父は国際手配されている詐欺師であるなど、ミステリアスなストーリーが話題を呼んでいる。

   そんな同作で主演を務めている本田さんだが、第1回の放送終了後からネット上に上がっているのが、本田さんの滑舌についての視聴者からの声だ。

  • 本田翼さん(2017年撮影)
    本田翼さん(2017年撮影)
  • 本田翼さん(2017年撮影)

「医者役の時は滑舌悪すぎてイマイチだったけど...」

   あるアカウントは、同ドラマを見た感想として、「本田翼の滑舌だとセリフが全く聞き取れない...笑」とツイート。また、別のアカウントも、「本田翼って可愛いけどマジで何言ってんのか分かんないレベルで滑舌悪いな」と、滑舌に難ありとする声を上げている。

   本田さんといえば、これまでに多数のドラマに出演しているが、そのたびに、滑舌が悪いとする声がネット上に上がることで知られており、実際、J-CASTニュースでも19年4月、視聴者の反応を元に「本田翼の演技が『うまくなってる』 一方で『滑舌が気になる』との声も」とのタイトルの記事を配信したほどである。

   ただ、その一方で、ネット上を見渡してみると、「チート」に関しては「滑舌が悪い」という声が以前ほどの勢いを持っていないことも事実。あるアカウントは、同ドラマを見た感想として、「本田翼の滑舌が良くなっとる気がする」と、滑舌が改善しているのではないかとツイート。また、別のアカウントは、「本田翼、医者役の時は滑舌悪すぎてイマイチだったけど、今期のドラマはいいね」と、4月期に出演した「ラジエーションハウス」(フジテレビ系)を引き合いに出して、やはり賞賛している。

オラついた命令口調がプラスに作用している!?

   そこで、同ドラマを見てみると、確かに、これまでの本田さんに比べて、一言一言が明瞭になったように聞こえるシーンが多いように感じられることが分かった。滑舌が改善した原因についてはさまざまな要素が考えられるが、その中でも大きいと言えるのは、同ドラマでの本田さんは、これまでのドラマ出演に比べて命令口調が多いということが挙げられるのではないだろうか。

   同ドラマで本田さんは、刑事の加茂悠斗(金子大地さん=23)に、「見張っとけ!」「(後を)つけろ!」など、命令口調で言葉を浴びせることが多く、その語気の強さゆえに一言一言が聞き取りやすくなっている可能性は高そうだ。「ラジエーションハウス」では、医学用語を交えつつ説明的にならざるを得ないセリフが多かったのに対し、今回はワンフレーズで命令口調という「オラつきぶり」が、本田さんの滑舌にプラスに作用しているではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)