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ベッキー、ブチ切れ復讐鬼役が「歴代最高」 映画「初恋」怪演で新たな境地へ

   2020年2月28日に公開された映画「初恋」について、主演を押しのけて話題になっている人物がいる。タレントのベッキーさん(35)だ。

   同作でベッキーさんは、「ジュリ」という役名で出演。気になるその役柄だが、同映画のプログラムを見てみると、「彼氏を殺され復讐の鬼と化す女」という、何とも物騒な役どころ。普段のベッキーさんの快活なイメージからはかけ離れた役どころだが、それでも、ネット上ではツイッター上を中心に映画を見たとするアカウントから、「ベッキーがめちゃくちゃ凄かった」といった声が飛び出すなど、これまでのベッキーさんの像を覆しつつ、好演していたとの評価が多い。

  • ベッキーさん(2017年撮影)
    ベッキーさん(2017年撮影)
  • ベッキーさん(2017年撮影)

「優等生」から「暴れん坊」に豹変!

   ネタバレになるため詳細について述べるのは避けるが、一言で言うと、2016年1月に発生した不倫騒動以前は「優等生」だったベッキーさんが、今作では「暴れん坊」に豹変しているのだ。

   襲い掛かってくるチンピラを蹴飛ばし、その首を締め上げるなどは朝飯前。恋人の仇を討つべく包丁を握りしめて「ぶっ殺す!」と叫んだかと思えば、うつろな目つきでバールを引きずりながら仇ににじり寄り、力の限り振り下ろす。果ては、青龍刀で容赦なく――とにかく、どこまでもバイオレンスなのだ。

   このほか、今作でベッキーさんはアクションシーンにも出演。爆発寸前の部屋から脱出するシーンでは、ガラスを破って部屋から飛び出して九死に一生を得たが、その鬼気迫る表情が実に見事だった。これらのシーンを堪能したとするアカウントからは、「静の狂人顔と動の狂人顔の両方を完璧に会得してたから本当に凄いですよ」といった声が続々。「控えめに言って、歴代最高のベッキーで輝いていた」と、絶賛の限りを尽くすアカウントもあるほどだ。

「大衆の好感度を捨てた絶叫するベッキー」

   これらの絶賛を集めたベッキーさんの演技だが、ツッター上には上記のような声に加えて、「大衆の好感度を捨てた絶叫するベッキー」と、その豹変ぶりを称賛する声も。

   確かに、不倫騒動以前は「一緒に飲みたい芸能人ランキング」「一緒に女子会をしたい芸能人」といった好感度ランキングで1位に輝くことが多かったベッキーさんだが、騒動以降はそのようなランキングからは縁遠くなるなど、以前とは「芸能人としての在り方」が変わってしまったと言っても過言ではない。

   しかし、今回の映画では、それを逆手に取って「キャラ変」を成功させたと言って良い振り切りぶりを見せつけている。映画「初恋」はベッキーさんが自らの新たな在り方を確立させた作品として語り継がれていくのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)