J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ロッチ中岡、「被害」をネタにし「さすがプロ」! 「おたくのタレントが反社の人と...」とリプライ

   お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一さん(42)が2020年4月15日、自身にまつわる報道をツイッターでネタにし、ファンから「たくましい」「さすがプロ」などといった声があがった。

   中岡さんをめぐっては、反社会勢力らしき人物と写った写真があるなどと所属事務所に電話をしたとして同日、脅迫容疑で無職の男が逮捕されたことが報道されたばかり。事務所は中岡さんと反社会勢力とのつながりを完全に否定していた。

  • 中岡さんのツイッターより
    中岡さんのツイッターより
  • 中岡さんのツイッターより

松本人志さんの大喜利ツイッターに参加

   中岡さんの投稿の発端は、「ダウンタウン」松本人志さんの15日昼の投稿。「写真で一言」として松本さんが大喜利を募ったのは、ゴリラがスマートフォンを耳に当て、さながら電話しているような写真だった。中岡さんは同日夕、松本さんにこんなリプライを送って大喜利に参加した。

「おたくのタレントが反社の人と写ってる写真もってるんやけど、どうします~?」

   この日の朝、中岡さんは報道の渦中にあった。所属のワタナベエンターテインメントの発表によると20年初頭、事務所あてに、中岡さんが反社会的勢力とみられる人物と写った写真があり、これを週刊誌に持っていくという「脅迫電話」があった。

   事務所は「しかしながら、弊社及び中岡とも反社会的勢力とのつながりは一切なく、中岡はそのような写真に全く心当たりがありません」と明確に否定。「中岡は、常日頃からファンとの交流を大事にしているタレントです。そのため、これまでもロケ先やプライベートを問わず、一般の方から求められればファンサービスの一環としてできる限り写真撮影には応じています」と中岡さんの日ごろの振る舞いを紹介しながら、「もし、このようなファンサービスの一環として撮影に応じた写真が今回の脅迫事件に利用されているということなのであれば、ファンの気持ちにできる限り応えたいという中岡の思いが裏切られたことになり、極めて残念です」との姿勢を表明していた。

   電話をしてきた人物について事務所は「弊社は速やかに警察に相談の上、対応を協議し、昨日(編注:4月14日)、被疑者の逮捕に至りました」としている。複数メディアが15日、警視庁が新潟県在住の無職の男(44)を脅迫容疑で逮捕したことを報じている。「脅すつもりはなかった」と否認しているという。

「タイムリーすぎます」

   そうした事件に巻き込まれていたわけだが、大きく報じられた同じ日のうちにネタにしてしまった中岡さん。ツイッターでは「ロッチ中岡」がトレンド入りしていたほどの事件だったこともあり、今回の投稿にも注目が集まり、

「自らネタにするなんて、さすがです」
「タイムリーすぎます」
「さすがプロ!」
「笑えないけど、笑っちゃいました」
「大変でしたね、って言いたかったけど吹っ飛びました笑」

などといった声が寄せられている。

   なおワタナベエンターテインメントは19年7月、別の所属タレントによる反社会勢力への闇営業問題が発覚。今回の発表の中では「弊社は、昨年8月5日、警視庁組織犯罪対策部の方々や弊社顧問弁護士、警察庁出身でコンプライアンスを専門とする弁護士の方に同席いただいた上でコンプライアンスセミナーを開催いたしました。同セミナーには所属タレント及び弊社社員が出席し、暴力団等反社会的勢力に対する対応の基本等法令遵守への取り組みについて理解を深めました。また、スケジュールの都合で同日のセミナーに参加できなかった所属タレント等も、後日、そのセミナーを録画した映像を用いて講習を受けるよう体制を整えており、全社を挙げてコンプライアンスの徹底に努めて参りました」と、約9か月間の取り組みを紹介した。

   そのうえで「今回、このような脅迫電話に対して警察と緊密に連携し、弊社として迅速かつ毅然と対応できたのは、昨年行ったコンプライアンスセミナーの成果であると考えており、改めてその重要性を再認識いたしました。弊社としては、今後も警視庁組織犯罪対策部の方々のご協力のもと、継続的に同様のセミナーを開催し、引き続きコンプライアンスを徹底していく所存です」と今後についてつづり、「今後は警察の捜査に委ねますが、弊社としては、今回の事件を契機に、同種の脅迫事件が根絶することを願っております」としている。