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たむらけんじの「すべり」にファン声援 大喜利挑戦で「温かいまなざし」

   ダウンタウンの松本人志さん(56)が2020年4月15日にツイートした内容、及び、これに対するお笑い芸人のたむらけんじさん(46)の回答がネット上で話題だ。

   この日、松本さんはスマホを耳に当てたゴリラの写真と共に、「写真で一言」とツイート。このフォーマットは松本さんが司会を務める「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)のお題の形式であり、それを理解した「ロッチ」の中岡創一さん(42)ら著名人からは続々と回答が寄せられ、大喜利状態となった。そんな中、たむらさんもリプライで回答を送信したのだが、その回答に対し、田村さんのファンから、さまざまな声が上がっているのだ。

  • たむらけんじさんのツイッターから
    たむらけんじさんのツイッターから
  • たむらけんじさんのツイッターから

「やっぱり滑ってるわー。たむらけんじさん、らしいですねぇ!」

   たむらさんの回答は、「昨日食べた生牡蠣あたったんかな?左腕がずっと真っ直ぐなんやけど」というもの。「ゴリラが電話をしている」という光景と「昨日、悪いものを食べたのではないかと誰かに電話で話す状況」を重ねつつ、「そのゴリラが左腕をスラリと伸ばしている」という状況を関連付けてボケた回答だが、この関連付けに今一つ必然性が見いだせないためか、松本さんからの判定は「0本!」という「不合格」を伝えるものだった。

   このため、松本さんの判定に賛同するアカウントからは、「笑えない...」「今のところ令和が始まって1番つまんねーわ」といった声が寄せられているが、それ以上に目立つのが、「やっぱり滑ってるわー。たむらけんじさん、らしいですねぇ!」と、たむらさんの回答に本人らしさが出ているとするファンからの声だ。

「上手に滑るでしょ?」

   あるアカウントは、「この人つまんな。と思って見たらたむけんだった納得」と、やはり、本人らしさが出ているとするリプライを送っている。また、別のアカウントも、「すべってる 笑笑」と、滑りつつも面白さは含まれていると指摘している。果ては、「面白くないところが面白いです!!」なんてリプライも。確かに、たむらさんといえば、ふんどし姿で獅子舞を持ちつつ笑いを取るスタイルに代表されるように、「滑り芸」を得意とするお笑い芸人。2015年11月には「スキージャム勝山」(福井県)のイメージキャラクターの就任式で、「上手に滑るでしょ?」と笑顔を見せていたほどだ。

   また、この手の声とは別に、回答にダメ出しをするリプライも見られる。あるアカウントは、「生牡蠣じゃなくて焼肉だったら1本でしたね?」と、たむらさんが経営する焼肉店に引っ掛ければ良かったのではないかと進言しているほか、別のアカウントは、「生牡蠣じゃなくてバナナだったら1本でしたね?」と、ゴリラに寄せるべきだったと指摘しており、リプライの中で大喜利状態が発生するなど、たむらさんへのダメ出しは熱を帯びたものとなっている。

   これらファンからの声に共通しているのは、やはり、たむらさんへの温かい眼差しだ。加え、自身の苦手とする大喜利に挑戦したことへの称賛も混ざっているだろう。事実、たむらさんは今回の松本さんの「0本!」の判定に対し、「えっーーー!!!だから大喜利嫌いやねん!!この世からなくなれー!!!」とリプライしているほか、3月18日放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、「大喜利大っ嫌い! 戦争の次になくなってほしい!」と絶叫するシーンがあり、その大喜利嫌いはファンの間では以前から有名。苦手なものに敢えて挑んだその姿勢には、やはり、ファンとしては心を動かされるものがあったのだろう。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)