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コイケノケンダマ、すでに配布開始 療養者などのストレス解消で...「けん玉ブーム来るな」

   小池百合子東京都知事は、児童養護施設や宿泊療養施設に宿泊する人に向けて「けん玉」などの提供を行うと2020年5月8日の定例記者会見で発表した。

  • けん玉を持つ小池都知事(画像は東京都のユーチューブから)
    けん玉を持つ小池都知事(画像は東京都のユーチューブから)
  • けん玉を持つ小池都知事(画像は東京都のユーチューブから)

「私も結構得意なんですけど...」

   事業者や個人など、ニーズに応じて資金貸付などの支援を紹介する都のウェブサイトについて話した後、「私も結構得意なんですけど...」と前置きながらけん玉が入った箱を手に取り、「東京玩具人形協同組合」からけん玉などの「おもちゃ」の提供を受けていることを発表した。休校などにより児童養護施設に入居する子どもや、家庭内感染を避けるためホテルなどの宿泊療養施設に滞在する新型コロナウイルス感染者に向けたもので、

「2週間ホテルに居ると、閉じこもっていると、家族も居ないし、ということになりますとストレスが溜まる。ストレスになりますとですね、その分免疫が落ちる可能性が...」

と語った。

   「ということでなんとかストレスを」と再度けん玉を手に持つと、「これでストレスがまたできちゃうかもしれませんけども」と照れ笑いをしながら「けん玉など、色々工夫をしながらですね」と、子どもや感染者のストレス解消に向けて玩具を用いることをアピール。「感染をした方にとっての2週間っていうのは大切な2週間になります。そこで、我慢していただく」ことで感染拡大の対策になるとした。

   児童養護施設について、東京都福祉保健局少子社会対策部によると、けん玉の他に積み木ブロックや粘土、パズルなど、未就学児から小学生までの年代に向けた玩具の提供を受け、児童養護施設に向けて提供を行なっていくという。こちらは玩具メーカーからおもちゃの提供を募っている段階であり、配布はまだされていないとのこと。

   また宿泊療養施設について、総務部によると、すでに感染者に向けて、療養施設となっているホテル5カ所に全部で200個のけん玉を配布しているという。小池都知事が会見で語ったように、「一日中部屋に居なければならない感染者のストレス解消」に向けてのものとした。

   小池都知事のけん玉会見について、ツイッターでは「けん玉のくだり笑った」「けん玉ブーム来るな」といったコメントが上がっている。