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中日・根尾、プロ初スタメンも8回交代 竜党「代打出すなら1番で使うな」

   プロ野球の中日は2020年8月4日、横浜スタジアムでDeNAと対戦し0-3の完封負けを喫した。先発・福谷浩司投手(29)は5回まで1失点に抑える好投を見せるも6回にDeNA打線につかまり2失点。不振が続く打線はこの日も沈黙し、DeNAの投手陣に完封リレーを許した。今季5度目となる完封負けでチームの連続無得点は19イニングとなり、借金は「7」に膨らんだ。

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打線は得点機会にあと一本が...

   1点ビハインドの6回、福谷が突如崩れた。この回先頭の梶谷隆幸外野手(31)にセンター前に運ばれると、続く神里和毅外野手(26)にツーベースを許し無死2、3塁のピンチ。3番ネフタリ・ソト内野手(31)が投手強襲の内野安打を放ち1点を返す。無死1、2塁の場面で4番・佐野恵太外野手(25)に打席が回り、佐野は147キロのツーシームをセンター前に運んで1点追加。福谷はここでマウンドを降りた。

   無死1、2塁のピンチの場面で佐藤優投手(27)が2番手としてマウンドに上がった。打撃陣が不振の中日は、ここは絶対に追加点を避けたいところ。このピンチの場面で佐藤はホセ・ロペス内野手(36)を投手ゴロの併殺に打ち取り、続く宮崎敏郎内野手(31)をショートゴロに仕留め追加点を許さず。佐藤は回をまたいで7回のマウンドに上がり3人で終わらせ、打撃陣の反撃を待った。

   打線は得点の機会にあと一本が出なかった。2回、2本のヒットで1死1、3塁の先制のチャンスを作るも福田永将内野手(32)が井納翔一投手(34)の初球をたたき遊ゴロで併殺。5回には2死2塁でこの日プロ初スタメンの根尾昂内野手(20)が遊ゴロ。7回には1死からアリエル・マルティネス捕手(24)がツーベースを放ちチャンスを演出するも、京田陽太内野手(26)、福田が凡打で得点を挙げることが出来なかった。

「使うなら最後まで使って欲しかった」

   低迷が続く打線においてこの日、根尾が「1番右翼」でプロ初のスタメン出場を果たした。打線の「起爆剤」として期待がかかったが、根尾は初回、1ボール2ストライクから見逃し三振。3回の2打席目はサードフライ、5回は遊ゴロに打ち取られた。3点ビハインドの8回1死走者なしの場面で打席が巡ってくるも、指揮官は根尾に代えて堂上直倫内野手(31)を代打に送った。

   根尾をスタメンに起用した与田剛監督(54)に竜党から称賛の声が上がる一方で、8回に4打席目の機会を根尾に与えなかったことに不満を募らせる竜党も。ネット上には「1試合も我慢できないの?」「使うなら最後まで使って欲しかった」「代打出すなら1番で使うなよ」との声が上がっている。

   今シーズンは打線が低調でチーム打率はリーグワーストの.243。本塁打はリーグ最少の19本で、チーム得点もリーグ最少の120点だ。この日も貧打に泣いた与田ドラゴンズ。8月2日のヤクルト戦(延長10回0-0引き分け)から19イニング連続でゼロ行進が続く。借金「7」で最下位に沈み苦しい戦いが続く。8月5日のDeNA戦は、柳裕也投手(26)が先発のマウンドに上がる。