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紅蓮華カバーで注目...小田さくらは「ハロプロの歌姫」 ボーカル力はつんく♂太鼓判、「フルコーラスで聞かせてくれ」

   「鬼滅の刃」大ヒットと共に主題歌「紅蓮華」(LiSAさん)も広く世間で親しまれている。多数のアーティストがこの曲をカバーするまでになっているが、ハロー!プロジェクトからもモーニング娘。'20の小田さくらさんがカバーした。

   その動画「紅蓮華/LiSA 小田さくらが歌ってみた『鬼滅の刃』」は2020年11月24日にYouTube「ハロー!アニソン部」チャンネルで公開されると、24日夜にツイッター上でトレンド入り。25日17時時点で再生回数12万8000回を越え、このチャンネルの動画再生回数トップを叩き出した。

  • 余裕すら見せて「紅蓮華」を歌い上げる小田さん(YouTubeより)
    余裕すら見せて「紅蓮華」を歌い上げる小田さん(YouTubeより)
  • 余裕すら見せて「紅蓮華」を歌い上げる小田さん(YouTubeより)

「関ジャム」も注目

   動画には「カラオケでこのクオリティはやばすぎ」「フルコーラスで聞かせてくれ」などの高評価コメントが相次いだ。小田さんは2012年に「スッピン歌姫オーディション」に合格しモーニング娘。11期メンバーとして加入。すでに当時プロデューサーのつんく♂さんから、「歌唱レベルは過去さかのぼってもベスト3に入る歌唱力を持ってるのではないかと思います」と評価されていた。

   その後も加入後初のシングル「Help me!!」で早くもソロパートを与えられるなど歌唱面からグループを支えた。ハロプロ全グループの中でもトップクラスの歌姫とファンに信頼されている。

   2020年11月1日放送「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)では、小田さんを「令和のアイドル界スゴいボーカリスト10人」の1人としてピックアップ、生田絵梨花さん(乃木坂46)、柏木ひなたさん(私立恵比寿中学)、同じハロプロの高木紗友希さん・段原瑠々さん(Juice=Juice)らと共に名を連ねた。番組内で音楽プロデューサーのヒャダインさんは「マライア・キャリーのようなホイッスルボイスを使える。フェイクも見事」とコメントしていた。

   「ハロー!アニソン部」はタイトルの通りアニソン好きのメンバーが登場するチャンネルで、小田さんも「鬼滅の刃」ファンとして登場、共演の横山玲奈さん・石田亜佑美さん(モーニング娘'20)、井上玲音さん(Juice=Juice)とトークを繰り広げた上で「紅蓮華」を歌った。このゆるさと歌唱力のギャップも好評の一因のようだ。

コンサートでは「もののけ姫」、そしてMISIAもカバー

   小田さんの「紅蓮華」カバーは、メンバーがカラオケ気分で和気あいあいとした中での企画であったが、現在各地で公演中のコンサート「Project 2020 ~The Ballad~ Special Number」(ハロコン2020)では、「もののけ姫」(原曲:米良美一さん)を歌唱。「その時間だけ皆別次元に行くみたいな感覚にならないかな、背後から何か見えたりしないかなと...小田さくらではない何かを召喚して歌っているみたいな、そういう気持ちで」と感想を語っている(YouTube番組【ハロ!ステ#350】より)。

   ハロコンでは現在、観客の声援を控えて楽曲をJ-POPのバラードに絞ってメンバーがカバーする形をとっている。小田さんは共に「関ジャム」で注目されたJuice=Juiceの高木紗友希さんとのデュエットで「逢いたくていま」(原曲:MISIAさん)もカバー、またこの曲を2人がそれぞれソロで歌唱する動画もYouTubeで公開されている。ハロプロトップクラスの歌唱力である2人のコンサートでのハーモニーも観客に好評だ。

   アニソンからJ-POPまで変幻自在に歌い上げる小田さんの表現力が「鬼滅」ブームにも助けられてさらに脚光を浴びたことで、ハロプロファンが湧きたっている。