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映画秘宝「恫喝」DM騒動、編集長が辞任・退社 編集部が発表「事件の究明にむけて努力を続けております」

   月刊映画誌『映画秘宝』の岩田和明編集長が、一般の個人に向けてSNS上で悪質なメッセージを送った問題で、制作元の「合同会社オフィス秘宝」(東京都新宿区)は2021年2月2日、岩田氏が編集長職を辞任するとともに自主退社したと発表した。

   同社は「現在、映画秘宝編集部では今回の事件の究明にむけて努力を続けております。また、今後同種の事件が起こらぬよう、SNSの使用、個人情報などに関し、厳重に取り扱い、再発防止に取り組みます」とコメントしている。

  • 映画秘宝公式ツイッターより
    映画秘宝公式ツイッターより
  • 映画秘宝公式ツイッターより

「何も手が付けられない状態にいます。死にたい」

   騒動の発端は、岩田氏が一般のツイッターユーザーに送付したダイレクトメッセージ(DM)だ。

   このユーザーが、岩田氏らが出演したラジオ番組の感想をツイッターに書き込んだところ、1月17日に映画秘宝の公式アカウントからフォローされた上でDMが届く。

「突然、たいへん失礼いたします。今、心の底から深く深く心が傷付き、胸が張り裂けそうなほど大きなショックを受けて、死にたいです。私は、『俺たちの~』も『ポンコツ』も、いちども言ったこととがありません。純粋な悪口ということでしたら、これは誹謗中傷でしょうか。いま、胸が締め付けられるほど苦しくて、呼吸が乱れており、壊れそうなほど深く心が傷付き、あまりのショックの大きさから、何も手が付けられない状態にいます。死にたい」(原文ママ)

   受け取ったユーザーによれば、発行元の双葉社にDMの内容について問い合わせたところ、DMを送った岩田氏本人から電話があり、謝罪を受けたという。

   事態が明らかになるとSNS上ではオフィス秘宝や双葉社に批判が殺到し、両社は1月下旬に謝罪していた。<詳報:映画秘宝「恫喝」DM騒動で双葉社も謝罪 「慎重さを欠いた対応となってしまった」