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渡部建のブログ内検索で「ウニ」「マグロ」... 出てきた海鮮グルメの数々とは

   東京・豊洲市場でのアルバイトが話題になっている、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さん(48)。「日刊大衆」など各メディアがその姿を次々と報じており、その注目度は高い。2021年2月25日発売の「女性セブン」(3月11日号)は渡部さんがウニを並べる作業をしていたと報道。関係者の話としてその姿が「サマになっていた」と伝えている。

   渡部さんの芸能界からの転身ぶりを伝えるニュースには大反響が上がっており、ネット上には「いいね。人間磨かれるよ」といった声が上がっているほか、その一方で、「豊洲市場で働くのは禊やない」といった、豊洲市場での労働を禊とすべきではないといった反発も上がるなど、賛否が入り乱れている状況。だが、渡部さんが同所での活動を禊と位置付けているか否かは別にしても、渡部さんはこれをきっかけに再生するのではないだろうか。

  • 渡部建さん(2020年撮影)
    渡部建さん(2020年撮影)
  • 渡部建さん(2020年撮影)

豊洲市場で働く以上、嫌でも見えてくる「海鮮グルメ評論家」への道?

   というのも、渡部さんは件の不倫報道以前は芸能活動と並行して頻繁にブログを更新し、自身が訪れた飲食店を料理の写真と共に紹介。また、テレビ出演の際にはグルメの知識を披露するなど、これらのグルメ活動が本人のセールスポイントとなっていたことは記憶に新しい。

   その渡部さんが豊洲市場で働くとなれば、現在は芸能活動が不可能になっている渡部さんとはいえ、嫌でも「海鮮グルメ評論家」への発展的転身の道が開けてしまうのではないだろうか。何しろ、これまで培ってきた知識はスキャンダルで失われるなどということはない上に、魚介類の仕入れについての知識も手に入ってしまうからだ。

   その渡部さんの公式ブログ「渡部建のわたべ歩き」を見てみると、その更新は不倫報道直前の2020年6月8日が最後。内容は自身のYouTubeチャンネルの内容を説明するものだが、同ブログで渡部さんは不倫報道が出るまでは、ことあるごとに自身が訪れた飲食店を料理の写真と共に紹介していたのは前述の通りだ。

   掲載されている記事をさかのぼっていくと、前日の7日に渡部さんは寿司店を訪問し、太巻きとちらし寿司を購入したことを報告しているのが分かる。ちらし寿司の写真を見ると、コハダ、キンメダイ、トロに加えてイクラの姿も見えるなど、その豪華さが伝わってくる写真となっている。見る者の目を奪う実にきらびやかな1枚だが、これを見たJ-CASTニュース記者の脳裏に、ふと、1つの考えがよぎった。それは、「渡部さんのブログに、どれほどの海鮮ネタが登場しているのか」という思いだ。

   そこで、この疑問を解決すべく、渡部さんのブログ(アメーバブログ)に備わっている「このブログを検索する」の機能を使い、この検索欄に魚介類の名前を記入し、その都度検索。渡部さんがどの魚介類に対し、どれほどの件数の記事を掲載しているか、また、その記事の内容からその魚介類をどのような料理で賞味したのかを調べてみた。

「名刺代わりの一品目 雲丹です!」

   試しに、渡部さんが豊洲市場でのアルバイトで扱っていたと報じられた「ウニ」を検索。ヒット件数は85件で、検索結果をざっと見た感じでは、どの記事もウニを飲食店で食したことを報告する内容を含む記事のようだ。

   そこで、検索結果を新しいものから見ていくが、2020年3月13日にアップされた記事に、読む者の目を引くウニに関するキャッチーな内容があった。

   渡部さんが訪れたのは寿司店で、記事の序盤には1品目として出されたというウニの握りの写真が。「名刺代わりの一品目 雲丹です! 海苔風味とウニの甘さがたまりません」と、海鮮ネタ同士のハーモニーを楽しんだ様子が記載されているのが分かる。

   次に、グルメということで高級魚として知られる「ノドグロ」で検索。結果は15件で、やはり、検索結果を見ていくと、ブログ最後の更新となった2020年6月7日で紹介されていた店と同一の店に行った際の記事を発見。寿司店たる同店で複数のネタを楽しんだ後、「ノドグロ 酢飯とぐちゃぐちゃにに混ぜていただきます 脂がうまく回って絶品です!」(原文ママ)と、ノドグロを賞味したことを報告している。

イタリア料理では「伊勢海老」、さらには寿司店で「トロ!脂が多いのでちょっと温めてから出てきました」

   さらに、今度は「伊勢海老」で検索してみると、ヒット件数は23件。とりあえず、最も新しい記事を見てみると、そこで紹介されていたのは和食とイタリア料理の両方を提供するという店で、コースの締めに出て来た料理として、「伊勢海老とトマトのリゾット これまた旨味の強い食材同士 お米の硬さもベストですね!」と、伊勢海老を使った料理が出て来たことを報告。「前半は和食でちょこちょこつまんで、後半はパスタ、リゾットで楽しむ」と、満足したことを明かしている。

   その後も検索を続けようとするも、料理の写真を見続けたためか、記者は別の意味で「お腹いっぱい」の状態に。そこで、最後に「マグロ」で検索すると、そのヒット件数は148件。その中で、2020年2月17日にアップされた寿司店を紹介する記事で渡部さんは、「トロ!脂が多いのでちょっと温めてから出てきました。口どけがいいです」と、マグロのトロを楽しんだことを報告している。

   と、ここで記者の集中力は完全に消滅。というわけで、ここでブログ探索を終えることにした。今回、記者が閲覧したページは渡部さんのブログのほんの一部だが、それでも、海鮮グルメだけでも多数の記事が掲載されていることが分かる結果となった。なお、そこに添えられていた魚介類への感想は、やや、素っ気ないものが多かったようにも感じたが、今、渡部さんは豊洲市場で魚介類についての知識を身に着けている最中。ということは、仮に、今後、渡部さんが海鮮グルメ評論家としてデビューする機会があるとするなら、その暁にはこれらをはるかに上回る濃厚な感想を述べることが出来るようになっているのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)