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巨人投壊で再燃する「小林待望論」 捕手起用に不満ぶつけるG党「大城には過保護すぎ」

   プロ野球の巨人は2021年4月20日、東京ドームで阪神と対戦し5-10の大敗を喫した。

   先発サンチェス(31)がマルテ(29)の連続アーチを含む3本の本塁打を浴びて3回途中5失点KO。打線が盛り返し一時は1点差まで詰め寄ったものの、リリーフ陣が阪神の一発攻勢にあい失点を重ねた。投手陣が5本塁打を許しての大敗。これで首位阪神とのゲーム差は「4」に広がった。

  • 原辰徳監督(2014年撮影)
    原辰徳監督(2014年撮影)
  • 原辰徳監督(2014年撮影)

ルーキー平内が手痛い1発食らう

   首位攻防戦の初戦を任されたサンチェスは精彩を欠いた。初回、マルテにレフトスタンドに運ばれると、2回は四球で歩かせた中野拓夢(24)を2塁に置き近本光司(26)にタイムリーを許した。3回にはマルテに2ラン、続く大山悠輔(26)にはソロ本塁打。3回はひとつのアウトもとれず、計58球でマウンドを降りた。

   5点ビハインドで迎えた3回、巨人打線が奮起した。先頭・吉川尚輝(26)が2塁打を放ち1死後、松原聖弥(26)が体勢を崩しながらライトスタンドに2ラン。2アウトから梶谷隆幸(32)が安打で出塁し、盗塁を決めて2死2塁。ここで主砲・岡本和真(24)がタイムリーを放ち3点目。5回には梶谷の犠牲フライで1点を追加し、1点差まで詰め寄った。

   巨人の反撃ムードが高まる中、6回に2番手・平内龍太(22)がサンズ(33)に手痛い一発を浴びた。7回には4番手・高木京介(31)が2死満塁のピンチを招き、梅野隆太郎(29)に2点タイムリーを許した。9回には戸根千明(28)が大山にこの日2本目の本塁打となる2ランを。6回以降、リリーフ陣が5点を失い試合を壊した。

巨人とは対照的?阪神リリーフ陣の安定感

   本拠地での首位攻防戦。巨人はサンチェスに勝利を託し、阪神はエース西勇輝(30)を先発のマウンドに送った。阪神の序盤の猛攻で一方的になりかけた流れを打線が食い止めかけたが投手陣が崩壊。巨人のリリーフ陣とは対照的に阪神は安定した継投で、6回以降の失点を最終9回の1点に抑えた。

   この日は阪神クリーンナップに計5発を浴び、11被安打10失点の大敗。スポーツ各紙によれば、原辰徳監督(62)は試合後、バッテリーコーチに向けて苦言を呈したという。

   また、インターネット上では、リード面で難があるとして捕手・大城卓三(28)に不満の矛先を向けるG党も。ここまで打率.237、1本塁打と打撃面で本来の力を発揮できていない大城を起用し続ける指揮官に対しては「大城には過保護すぎだよ」との声も。その一方で2軍でくすぶる小林誠司捕手(31)の「待望論」が再燃している。

   首位阪神に勢いの差を見せつけられた原巨人。阪神とのゲーム差は「4」。これ以上離されないためにも連敗は避けなければならない。東京ドームで行われる21日の阪神戦は、畠世周(26)が先発のマウンドを託される。