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巨人・小林誠司はノーヒットでも「MVP」 2軍戦ファン投票の異様ぶり

   1位小林誠司、1位小林誠司、1位小林誠司......。巨人の小林捕手(31)が、タイトルを "総なめ"している。

   ファームに降格以降、いまだ無安打だが、ファン投票で決まるMVPを連日のように獲得している。

  • 2017WBCでの小林選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    2017WBCでの小林選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 2017WBCでの小林選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 20日のMVP投票結果。丸、中島、テームズ、若林を差し置いて…

大活躍の選手を差し置いて...

   小林選手は開幕を1軍で迎えたものの、2021年4月7日に登録抹消されて二軍生活が続いている。元木大介ヘッドコーチからは「打撃とかをもう少し上げてこないとスタメンで使えない」と喝を入れられ、調整を続けている。

   だが、一向に改善の兆しがみえない。7日の抹消以降、20日までに16打数ノーヒットと苦しんでいる。無死満塁で一塁ファールフライ、1死満塁でダブルプレーなど、内容の悪さも目立つ。

   それでも、ファンからは異様ともいえるほどに支持されている。野球速報アプリ「スポナビ」では、ファン投票で決まるMVP企画を毎試合実施しているが、7日以降にスタメン出場した全5試合でMVPに輝いた。

   5対4でサヨナラ勝ちした17日の試合では、小林選手が57.6%と堂々の一位。殊勲打の北村拓己選手(25)は次点の17.6%だった。

   ルーキーの加藤廉選手(22)が3打数3安打1本塁打と大暴れして、ヒーローインタビューを受けた18日の試合でも、小林選手が51.8%でMVP。加藤選手は15.5%だった。直近の20日西武戦でも、サヨナラ打の山瀬慎之介捕手(19)を差し置いてMVPに選ばれた。

   小林選手をめぐっては、一軍復帰を求めて一部のファンが署名活動を始めたことが話題となっていた。