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居酒屋店主が女性客にセクハラ、卑猥言動...SNSで繰り返す 運営会社が謝罪・契約解除

   居酒屋チェーンの男性店主が女性客にSNS上でつきまとい、性的なメッセージや卑猥(ひわい)な画像を送り付けていたとして、運営会社が加盟店オーナー契約を解除していたことが2021年4月26日、分かった。

   被害女性は取材に、店主とのやり取りの一部始終を明かした。

  • ドラムカンパニー公式サイトより
    ドラムカンパニー公式サイトより
  • ドラムカンパニー公式サイトより
  • 実際のツイート

「人間性を疑う」「看板掲げてよくやれるよ」

   女性によれば、被害は東京都江東区にある居酒屋店「ドラム缶」の店主から受けた。全国に二十数店舗を構えるチェーン店の一つだ。

   18年7月に店を訪れてツイッターで報告して以降、店主の個人アカウントからフォローされて頻繁にリプライ(返信)が来るようになった。当初は他愛もない内容だったが、次第に「中出しオッケー」「暑い夏。全開。ぼっきっき」と性的な言葉が混じるようになった。

   女性は「まだ冗談の範囲と捉えて、気持ちが悪いと思いつつも普通に返事を返したり、返さなかったりした」と振り返る。

   その後も、店主の全裸写真が送られてきたり、デートに誘われたりとエスカレートしていき、恐怖を覚えて19年3月に「もう嫌いだから話しかけて来ないで」と伝えてブロックした。

   今度は20年10月に店のアカウントからリプライがあり、店に飾るカレンダーにグラビアモデルとして起用したいとオファーが来た。「店には、18禁のセクシーグラビアのカレンダーが貼ってあるのを知っていたので、恐怖から怒りになった」。

   そして、21年4月に我慢の限界に達し、店のアカウントに怒りを直接ぶつけた。この模様は多くの目に留まり、「人間性を疑う」「看板掲げてよくやれるよ」「過去ツイートとかも色々漁ってみたけどめっちゃ気持ち悪かった」と批判が殺到した。

店主「全て自分が悪い」

   女性は「日頃から、店主は人気店の看板を盾にして客にセクハラや中傷を繰り返していた」と問題点を指摘し、「もう関わらないで欲しい」と切に訴える。

   同様の被害にあった別の女性客も取材に応じた。21年1月以降に、店主の個人アカウントと店のアカウントから「頑張れ躁鬱ちゃん」「アナタは彼氏の手コキよりかマシな玩具」などと絡まれるようになり、気軽につぶやくことができなくなったという。

   ドラム缶を運営するドラムカンパニー(東京都千代田区)は4月26日、J-CASTニュースの取材に、本件を19日に把握し、同日に一部の女性にツイッターのダイレクトメールで謝罪したと明かす。

「その時点で事実確認や当事者に対してのヒアリングはできておりませんでしたが、どんな状況であろうと○○氏(店主名、伏字は編集部)の無礼な言動により傷ついてしまった方が居られる事には変わりはありませんでしたので謝罪させていただきました」

   その後、店主は聞き取りに「全て自分が悪い」と話しており、21日に加盟店オーナー契約を解除した。別のオーナーが引き継ぐ予定だとする。

   現在は事実確認を進めるとともに、弁護士など第三者を交えて今後の対応を協議しているという。