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登山誌『ワンダーフォーゲル』が休刊 独自特集で存在感...「ショック」「大好きでした」と惜しむ声

   山と溪谷社(東京都千代田区)の隔月刊登山雑誌『ワンダーフォーゲル』は、2021年5月10日発売の21年6月号をもって休刊する。同号の誌面とワンダーフォーゲル編集部のツイッターで発表された。

   ツイッター上では「めちゃくちゃ残念」「ガツガツしすぎてない記事とても好きだった」と惜しむ声が広がっている。

  • 休刊する「ワンダーフォーゲル」
    休刊する「ワンダーフォーゲル」
  • 休刊する「ワンダーフォーゲル」

近年は「一人登山」特集に力入れる

   雑誌『ワンダーフォーゲル』は山と渓谷社が1994年から手がけていた季刊雑誌『ヤマケイJOY』をリニューアルする形で、2011年3月に発売開始。11年3月当時のニュースリリースによると、前身の「ヤマケイJOY」が90年代の百名山・中高年登山ブームを受けて成長した一方で、11年当時には「山ガール」をはじめとする若年層の登山ブームが到来。「時代とともに変化する登山スタイルにこたえる」目的で、『ワンダーフォーゲル』へのリニューアルを行ったとした。

   近年は「ソロテント」(20年8月号)や「ソロトレッキング」(20年10月号)など、一人登山者向けの特集を多く打ち出していたが、21年6月号の巻末で、同号での休刊が発表された。ワンダーフォーゲル編集部のツイッターも5月10日に「10年にわたり刊行を続けられたのは、読者のみなさまのおかげです。ご声援ありがとうございました」と投稿した。

   休刊発表を受け、ツイッター上の読者の間では「めちゃくちゃ残念」「これはショック」「ガツガツしすぎてない記事とても好きだった」「少しやわらかい感じな記事が大好きでした」と惜しむ声が広がった。中には「また発刊を期待してます」「復活することを心待ちにしています!」という反応もあった。