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「涙も出るし、絶望感がいっぱいで...」 清原和博氏が打ち明けた「薬物後遺症」のリアル

   元プロ野球選手の清原和博さんが2021年5月15日、公式YouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」に公開された動画で、薬物の後遺症について語った。

  • 清原さん(画像は本人のYouTube動画「清原薬物の恐ろしさを全部語る」より)
    清原さん(画像は本人のYouTube動画「清原薬物の恐ろしさを全部語る」より)
  • 清原さん(画像は本人のYouTube動画「清原薬物の恐ろしさを全部語る」より)

手の震えや耳鳴り、不眠症を訴える

   清原さんは2016年に覚せい剤取締法違反で逮捕され、2020年6月15日に執行猶予期間が明けた。今では、YouTube動画やテレビへの出演を精力的に行い、すっかり薬物を克服したかのように思われがちだが、今回、「清原薬物の恐ろしさを全部語る」と題して公開した動画で、「薬物の後遺症に苦しんでいる」とリアルな声を届けた。

   清原さんが苦しんでいる後遺症の症状は、

「緊張すると手の震えが止まらない」
「耳鳴りが続く」
「眠れない」

というもの。加えて、5年間、うつ病に悩まされていることも告白した。「皆さんが思っている以上に苦しいです。元気じゃないんです」と本音を述べた。

覚醒剤は「本当に怪物なんです」

   さらに清原さんは「覚醒剤はとんでもない怪物。5年経ってもまだなお、後遺症として僕を襲い続ける。本当に怪物なんです」と吐露した。つい先日、清原さんがかつて覚せい剤を使用したことのあるホテルの一室で雑誌のインタビュー取材が行われたといい、それをきっかけに

「一気に調子が悪くなって、ほとんど眠れず、睡眠時間が1日2時間とか3時間。他人に連絡も取らなかった。すべてを投げ出したくなった」

とのこと。「薬物の先生のところへ行ってきて、その時に自分の感情を(メモに)殴り書きにして書いてしゃべっているうちに涙も出るし、絶望感がいっぱいで。たった1時間の出来事で(思い出が)5年前に逆戻りをしてしまった」と、辛い過去がフラッシュバックしたことを打ち明けた。

   そして、「今(薬物で)苦しんでいる方、僕も苦しんでいるので、だから(更生している自分を)恥ずかしいと思わないでほしいんですよね」とエールを送り、自分自身も「マイク・タイソンのようにまたリングに上がりますよ」と、波乱万丈だった伝説のボクサーの生き方になぞらえて、奮起を誓った。

   コメント欄には「一人で頑張らず、周りの人に頼って頑張ってください」「ずっと応援してます」「必ず乗り越えて下さい」「完全復活して元気に戻って来て欲しい」など激励・応援のメッセージが多数寄せられている。