J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ダルビッシュ5年越しの「粋な対応」が感動呼ぶ ゲーム実況者に送った「靭帯はいつかお会いした時に」の意味

   MLBサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が2021年6月25日、ゲーム実況者の加藤純一さんに送ったリプライが注目を集めている。ダルビッシュ投手は加藤さんの2016年のツイートを基としたメッセージを送っており、そのやりとりに思わず感動してしまったとする反応が多いようだ。

  • サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手(写真:AP/アフロ)
    サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手(写真:AP/アフロ)
  • サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手(写真:AP/アフロ)
  • ダルビッシュ有投手が反応した加藤純一さんのホームラン

「靭帯はいつかお会いした時にいただければ嬉しいです」

   ダルビッシュ投手は加藤さんのツイートを引用する形で「インハイのボール球をセンターにホームランはかなりすごい」とツイートしている。引用されたツイートは、36歳にして人生初の柵越えホームランを打ったという6月24日に投稿された加藤さんの動画がアップされており、こう書かれている。

「小学3年から野球を始め、松井秀喜に憧れ中学生より左打ちになり、高校野球を1ヶ月で辞めて紆余曲折ありましたが36歳にして人生初の柵越えホームランを打ちました。みなに自慢したいので見て下さい。僕はリアルに1000回は見ました」

   加藤さんは翌25日、引用リツイートに気づき「今気づいた!!好き!!!!どんな時でもずっと応援してる!!!!!!」と興奮した様子でダルビッシュ投手にリプライ。ダルビッシュ投手は、「ありがとうございます!靭帯はいつかお会いした時にいただければ嬉しいです」と笑顔の絵文字をつけ返答している。

   「靭帯をいただく」とはなんとも物騒なメッセージだが、加藤さんが2016年に投稿したつぶやきを基にしたものとみられる。

   加藤さんは2016年5月3日に「ヒカキンがダルビッシュからツイッターで返事貰ってて業火の如く嫉妬している 俺だって自分の靭帯差し出したいほど愛してる 頑張れダルビッシュ・セファット・ファリード・有」とツイートしているのだ。さらに同年10月25日には、ダルビッシュ投手宛のリプライでも「僕の肘の靭帯渡したいくらいダルビッシュ選手が好きです」と告白している。これは、2015年に右肘内側側副靱帯損傷の治療のためトミー・ジョン手術を選択したダルビッシュ投手への熱い応援メッセージだった。

   加藤さんは別名で投稿する実況動画でもダルビッシュ投手が在籍していたチームの帽子をかぶりダルビッシュ投手を応援する様子を公開しているなど、筋金入りのファンだったのだ。

   このやりとりを見ていたフォロワーからは、ダルビッシュ投手から加藤さんへの5年越しのメッセージを自分のことのように喜ぶツイートが相次いでいる。

「野球少年が憧れの選手にあって喜んでるみたいでほっこりするわ」
「そういえばずっと前からそうでしたね。憧れの存在からリプライされて加藤純一フォロワーとしてもなんだか不思議と感動しました。いつか加藤純一さんの動画でゲームなどで共演したら面白いですね」
「ホームランマジで感動したし、ちゃんと見てくれるダルビッシュはマジで男」

   また、ダルビッシュ投手直々のリクエストとあってか、加藤さんの靭帯の行方を不安視するネタツイートも多いようだ。

「やっぱり靭帯は取られるんやなぁ」
「しっかり靭帯もらおうとしててワロタ」