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人気1位に輝いた「スタバ47都道府県フラペチーノ」は? 投票結果に見る上位と下位それぞれの「共通点」

   スターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)は全国47都道府県の名物などを使った「47JIMOTOフラペチーノ」を2021年6月30日に発売する。

   J-CASTニュースではサイト内で「あなたが一番飲んでみたいフラペチーノ」を聞いた。1万を超える票数が集まった中、人気No.1に輝いた「地元」フラペチーノは――。

  • 「地元」フラペチーノ、人気1位に輝いたのは?(スターバックスニュースリリースより)
    「地元」フラペチーノ、人気1位に輝いたのは?(スターバックスニュースリリースより)
  • 「地元」フラペチーノ、人気1位に輝いたのは?(スターバックスニュースリリースより)
  • ランキング2位の「茨城 メロン いがっぺ クリーミー フラペチーノ」(スターバックスニュースリリースより)
  • ランキング3位の「神奈川 サマーブルークリーム フラペチーノ」(スターバックスニュースリリースより)
  • ランキング4位の「宮城 だっちゃ ずんだ抹茶フラペチーノ」(スターバックスニュースリリースより)
  • ランキング5位の「大阪 めっちゃ くだもんクリーム フラペチーノ」(スターバックスニュースリリースより)

発表直後にツイッターで話題独占

   「47JIMOTOフラペチーノ」はスターバックスの日本上陸25周年を記念し、各都道府県にあるスターバックスのパートナー(従業員)がアイデアを出し合い製作。地元の特産品や名物を使ったもの、地域の歴史・自然をイメージしたものなど、都道府県ごとに異なるラインアップが特徴だ。各都道府県のスターバックス店舗で、それぞれ1種を販売する。販売期間は8月3日までだが、なくなり次第終了となる。

   6月23日にラインアップが発表されると、ツイッター上では話題を独占。「スターバックス」「フラペチーノ」などのワードが日本のトレンド入りした。地方では「とうもろこし」(北海道)、「あんこコーヒー」(愛知県)、「ばりチョコ」(兵庫県)、「ちんすこう」(沖縄県)など、各地域のフレーバーにちなんだワードがトレンド入りした。一方で、「なぜうちの地元はこれなんだ?」「なんでその味なのか全然ピンとこないな」と、自分の住む地域のフレーバーに首をかしげる人もいたようだ。

   ネット上での盛り上がりを受け、J-CASTニュースでは23日からサイト内で「あなたが一番のんでみたいフラペチーノ」を聞いてきた。28日17時までに集まった1万246票の中で、最も票を集めた「No.1フラペチーノ」を発表する。

「フルーツ系」目立った上位

   上位5位は次の通りだ。5位は「大阪 めっちゃ くだもんクリーム フラペチーノ」(400票)。大阪名物「ミックスジュース」からヒントを得たもので、バナナやりんご、桃、オレンジといったフルーツが使われている。4位は「宮城 だっちゃ ずんだ抹茶フラペチーノ」(444票)。宮城の郷土料理「ずんだ」の餡を抹茶クリームに合わせた。3位は「神奈川 サマーブルークリーム フラペチーノ」(473票)。「バタフライピー」のシロップを使い、神奈川の青い海と青い空をイメージさせる淡いブルーを描いた。

   首位争いは白熱した。2位は「茨城 メロン いがっぺ クリーミー フラペチーノ」(489票)。県の特産品・メロンのシロップとホワイトチョコレートソースを合わせた。そして映えある1位は「埼玉 多彩玉 ストロベリー&シトラス フラペチーノ」(492票)。シトラス風味をベースにストロベリーソースを混ぜ合わせ、仕上げには青とピンクの2色のアラザンをトッピング。「多彩な魅力を持つ埼玉」をイメージした。2位の茨城とはわずか3票差だった。

人気1位に輝いた「埼玉 多彩玉 ストロベリー&シトラス フラペチーノ」(スターバックスニュースリリースより)
人気1位に輝いた「埼玉 多彩玉 ストロベリー&シトラス フラペチーノ」(スターバックスニュースリリースより)

   上位に入ったフレーバーで目立ったのは「フルーツ推し」の傾向だ。1位の「埼玉 多彩玉 ストロベリー&シトラス フラペチーノ」、2位の「茨城 メロン いがっぺ クリーミー フラペチーノ」、9位の「山形 好きだず ラ・フランス フラペチーノ」(327票)、11位の「群馬 だんべぇ ヨーグルト マンゴー フラペチーノ」(284票)は、いずれも特定のフルーツをプッシュ。

   5位の「大阪 めっちゃ くだもんクリーム フラペチーノ」、6位の「福島 いろどりフルーツだっぱい フラペチーノ」(381票)、12位の「岡山 でーれー フルーツ サンシャイン フラペチーノ」(280票)など、フルーツの複数活用をアピールした県も上位に来た。

上位では「フルーツ推し」が目立った
上位では「フルーツ推し」が目立った

   また、埼玉(人口5位)、神奈川(人口2位)、大阪(人口3位)など比較的人口の多い都道府県が上位に来た。その一方で、人口1位の東京「オリジン コーヒー ジェリー キャラメル フラペチーノ」(15位)、人口4位の愛知「でらうみゃ あんこコーヒー フラペチーノ」(17位)、人口9位の福岡「八女茶やけん フラペチーノ」(30位)など、人口のわりに伸び悩んだ都県もあった。

ランク下位にはある「共通点」が...

   本来なら「人気上位」だけを見て終わってもいいところ。だが、ここではあえて下位のフレーバーにも目を向けたい。

   下位5県は、下から「島根 クリーミー 抹茶 コーヒー ご縁 フラペチーノ」(71票)、「鳥取 がいな キャラメル クリーミー フラペチーノ」(72票)、「高知 ジンジャーシトラスやき フラペチーノ」(74票)、「佐賀 ちかっと カリカリシュガー&チョコレート フラペチーノ」(79票)、「和歌山 つれもてのもら みかんシトラス フラペチーノ」(83票)。いずれも人口が100万人を下回る県で、人口の多い上位とは対照的な結果となった。

下位では「シトラス」「抹茶」推しが目立った
下位では「シトラス」「抹茶」推しが目立った

   下位フレーバーで顕著だったのが「シトラス」と「抹茶」推しの傾向だ。「シトラス」をフレーバー名に入れたのは「三重 伊勢茶&シトラスやに!フラペチーノ」(37位)、大分「ワクワク かぼすシトラスっちゃ フラペチーノ」(39位)、「徳島 ジューシー すだちシトラスやっとさー フラペチーノ」(41位)、和歌山(43位)、高知(45位)の5県だった。

   「抹茶」を入れたのは「香川 和三盆 抹茶にしぃまい フラペチーノ」(38位)、「山口 かさねちょる ごまっちゃ クリームフラペチーノ」(40位)、「福井 ほやほや 米ポン抹茶 フラペチーノ」(42位)、島根(47位)の4県だった。

   下位11県のうち、9県が「シトラス」か「抹茶」のいずれかを推していた。

   ただ、今回のアンケートはあくまで「発売前」に実施したもの。本当のおいしさは、実際の店舗で確かめてみてほしい。

アンケートの結果
アンケートの結果