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開会式出演、麻央さんとの「約束」だった 市川海老蔵が報告「願いを果たせた」

   歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが2021年7月28日、YouTubeチャンネル「EBIZO TV 市川團十郎 白猿」で公開された動画で、東京オリンピック開会式への出演が、妻・小林麻央さんとの約束だったことを明かした。

  • 市川海老蔵さん(2019年撮影)
    市川海老蔵さん(2019年撮影)
  • 市川海老蔵さん(2019年撮影)
  • 開会式での市川海老蔵さん(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

開会式には「5~6年間携わっていた」

   7月23日に開催された五輪開会式で、歌舞伎の演目「暫(しばらく)」を演じた海老蔵さん。このほど公開された「【約5年】願いを果たせた日。オリンピック開会式での"暫"披露」と題した動画で、今回の開会式について「5~6年間携わっていた」と告白し、「出演することだってぎりぎりまで決まらないなのよ。だから、この5~6年間は本当に大変だった」と語った。

   開会式参加の話は、17年6月に亡くなった麻央さんの生前から動き出していた。海老蔵さんは

「麻央も生きてた時から、何個か彼女が俺にやって欲しいことがいくつかあって。その一つにオリンピック開会式に出て欲しいというのが彼女の想いだった」

と説明した。

「麻央が望んだかたちではないかもしれないが...」

   また、開会式当日の様子について海老蔵さんは「国賓の人がいっぱいいるじゃないですか。そういう人たちは(会場に)車を付けられたけど、僕たち出演者は歩いて帰らなきゃいけなかった」と言い、「(時間が)押したんですよ。バッハさんのトークが長くて。僕も衣装着たまま待ってて。子どもたちが見ててくれて『パパが返ってくるまで待ちたい』って言うから、急いで走って、途中から車乗って12時頃に帰った」と振り返った。

   海老蔵さんは子どもたちとハグをした後、麻央さんの仏壇へ行き「約束は果たしたよ」と報告したという。「これが満足なかたちなのかわからない。本来はコロナ禍もなく、團十郎襲名もあったはず。麻央が望んだ形ではないかもしれないが、『とりあえず約束は守ったんだよね』という報告をして」と話し、「子どもたちを寝かして、屋上へ行って一人で空を見てた。月が綺麗だった」としみじみと回想した。